もうだいぶ時間が過ぎましたが、先月、「モダニスト福田豊四郎、秋田を描く」展に行って来ました。展示が行われる場所は京都府立堂本印象美術館。ずっと前から気になっていた美術館です。
モダニスト福田豊四郎、秋田を描く
福田豊四郎(1904-1970)は大正末から昭和時代に活躍した画家。
郷里秋田の風景を詩情豊かに描きながら、一方で日本画の革新を目指したモダニストという面も持ち、創造美術の結成に際して主導的役割を担い、戦後の日本画壇を牽引。
「モダニスト福田豊四郎、秋田を描く」展は福田豊四郎の初期から晩年までの芸術活動を紐解きする京都初の回顧展。
🔹開催期間 10月9日~11月24日
🔹開館時間 9:30~17:00(入館は16:30まで)
🔹休 館 日 月曜日(祝休日の場合は翌平日休館、変更有)
🔹入場料金 一般510円(400円)、高大生400円(320円)
小中生200円(160円)
※( )は20名以上の団体料金
※65歳以上の方(要公的証明書)および障害者手帳をご提示の方(介護者1名含む)は無料
展示室での写真は禁止なので、写真は撮れませんでした。福田豊四郎は秋田出身で、展示された48点の作品の中には秋田の風景も含まれています。
特に記憶に残る作品は金色に輝く鹿たちが月の夜を飛んでいる幻想的な作品でした。希望と前進、癒しを共に感じさせられました。チラシにも載せている「樹氷」という作品です。
展示室は二個所あったと思いますが、第一展示室を出るとベンチがあり、奥の壁全面にステンドグラス?の作品がかけられていました。その作品はとても綺麗で吸い込まれそうな青で、タイトルはよく覚えていませんが、ユートピア?だったような…。
いくら見ても飽きない、まさに見るだけでユートピアにシンクロできるような感じの作品でした。
もし、行かれる方がおられましたら、是非、壁の作品もご覧になってください。
京都府立堂本印象美術館
京都府立堂本印象美術館は堂本印象が自らの作品を展示するために1966年に設立した美術館で、その斬新な外観は堂本印象自らのデザインによるものです。きぬかけの路沿道の立命館大学衣笠キャンパス正門前に位置し、豊かな自然と多くの名刹に囲まれています。
美術館と所蔵作品は1991年(平成3年)に京都府に寄贈され、京都府立堂本印象美術館となりました。京都府立堂本印象美術館 - Wikipedia
京都府立堂本印象美術館は外観だけではなく、内部におけりデザインもとても素晴らしく、グッドデザイン賞も貰ったようです。
扉の把手
特に印象に残るのが扉の把手(とって)です。一つ一つ模様が違って、扉を開ける度わくわくさせます。
その扉の把手は16種類がありタイトルが着けてあるのもすごいと思いました。そのすべて堂本印象さんの作品だそうです。
バリアフリー
京都府立堂本印象美術館は入場料金が障害者手帳をご提示の方と介護者1名は無料という事もあって、車いすで入場できます。このような配慮がもっと広がる世の中になるといいですね。
休憩所
美術館から出ると広々とした休憩所があります。展示を見て、その余韻が消えないうちに自動販売機の飲み物のぬくもりを感じながら語り合う場としてとてもよいと思いました。また、美術館の外にあるので、美術館の中とは違う心地よさがあります。
自動販売機
自動販売機はコインがなくてもカード決済ができるので、衛生的です。また、珍しくおむつが買えます。2枚入れが300円。
幼いお子さん連れのお母さんにも配慮したした事ですね。ただ、赤ちゃん持ちの大体のお母さんはおむつは余裕を持って持ち歩くので、自動販売機ではめったにおむつを買う事はないのではとも思っちゃいますが…万が一の時は安心ですね。
ロッカー
休憩所にはロッカーも置いてあるので、荷物をロッカーに入れてから展示会に行くのもできます。ただ、サイズが全部同じなのがすこし残念でした。大きな荷物の人のため、二倍ほどの大きさのロッカーもあるといいのではと思います。
京都府立堂本印象美術館 ・ホームページ
京都府立堂本印象美術館 ・アクセス
バス亭
京都市バス、JRバス「立命館大学前」下車すぐ
京都市バス、JRバス「わら天神前」下車 徒歩20分前後
グーグルマップ
まとめ
京都府立堂本印象美術館からは金閣寺も徒歩で10分前後で行けるので、周辺には外国人も多く見かける事ができます。
グーグルマップから見ると金閣寺以外にも等持院もそこまで遠くないし、平野神社も頑張ったら歩いて行ける距離。
また、大学がすぐそこにあるので、ランチのお店も多いく、くら寿司も近くにありました。
偶には、お寺巡りの仲間に美術館を+してみてはいかがですか?
次回の投稿は秘密の紅葉スポットに戻ります。