秘密の紅葉スポット➆綺麗なイチョウの木が輝く本法寺

 

京都の紅葉も見頃を迎える所が多くなりました。これからの天気予報では雨は降らず、晴れの日が続くので京都の町は益々人で溢れる秋になるかもしれません。ちなみに、今日の京都は晴れ時々曇り、風は強めです。ご参考までに😊

話しが変わりますが、京都にはイチョウの木が多く植えられていますが、その理由の一つとして火事対策という事は別の投稿でも書いた事があります。イチョウの木は水分を多く含めていて、燃えにくい木として、街路樹を含め、お寺や神社の境内にも多く植えられています。

 

今回の投稿はそのイチョウの木が最も綺麗なお寺をご紹介させていただきます。

 

京都でイチョウの木と言えば、西本願寺を思い浮かべる方も多いかと思いますが、昨年、思わぬ場所で出会ったイチョウの木に心を奪われました。その場所とは本法寺です。

 

本法寺はこの前投稿した水木天満宮がある天神公園から徒歩5分ほどの場所にあります。

遠くからも見えるイチョウの木が目印になります。

本法寺

叡昌山本法寺は日蓮宗の本山の一つです。境内には本阿弥光悦作と伝わる「巴の庭」他、本阿弥光悦が制作に関わった美術作品や長谷川等伯の「佛涅槃図」が残されています。

本法寺・朝鮮通信使ゆかりの地

北区に位置する大徳寺も朝鮮通信使ゆかりの地でありますが、本法寺も朝鮮との縁が深いお寺です。(追記予定です😓)

1604年、文禄・慶長の役の後、徳川家康新政権の状況調査のため松雲大師(ソウウンデサ)惟政(イジョン)という高僧の一行が朝鮮から派遣され,本法寺に宿泊しました。

松雲大師が本法寺で家康との会見を待つ間,京都五山の著名な僧侶たちが訪れ,詩文の交流をしたり,仏教や儒教の知識について筆談問答を重ねたと云います。

翌年の3月、伏見で家康との会見によって、その2年後両国の国交が回復されました。

✅松雲大師は韓国の歴史の教科書に出る韓国の偉人でもあります。

本法寺・秋季特別展

2024年・秋季特別展

✅前期『本阿弥光悦の書(手紙)』展 11月1日(金)~11月14日(木):終了
✅後期『如心斎と川上不白』展 11月16日(土)~12月1日(日):開催中

 

時間:10時~16時
拝観料:大人700円

 

2023・本法寺の秋季特別展示

昨年は「本法寺の本阿弥光悦」展が行われました。

本法寺・イチョウの木

近づくとまず目に入るのは眩しいほど輝くイチョウの木。

境内に入るとしばらくは立派なイチョウの木に圧倒されます。

昨年の場合、12月4日時点でまだまだ見頃でとても綺麗でした。

運がよければ、イチョウの木を建物の中でも観れるチャンスがあります。ありがたく、そのチャンスの恵まれました。

イチョウの木・動画

本法寺・順路

参拝券を求めて、順路をめぐりながら感じたのは「不思議なお寺」…という事でした。いつものお寺とはかなり違う…のです。

どこかで時計を持ったウサギが「こっちだよ」と話しかけるかのような不思議な気持ちになった一番の理由はお寺の中がマンションのような仕組みになっている事でした。特に宝物館がそうでした。

宝物館では長谷川等伯の「佛涅槃図」は二階?でも見られるので、色んな角度でゆっくり見る事ができます。

多宝塔

十の庭

巴の庭

本阿弥光悦作と言われる「巴の庭」はお寺のホームページによると、「三箇所の築山で巴紋を表現することから「三巴の庭」と呼ばれますが、巴の形は経年により解りづらくなってえ」て、書院の縁側前に半円を2つ組み合わせた円形石と、切石による十角形の蓮池が配置され、「日」「蓮」を表現してい」ると言われます。

 

巴の庭・動画

本法寺・切り絵作品展示室

お寺の御朱印とは違う切り絵御朱印が頂けます。

多宝塔の切り絵御朱印は1200円でした。購入はできませんでしたが、写真を撮らせていただきました。とても綺麗な御朱印です。

切り絵展示室には切り絵限定パッケージの八つ橋を購入できます。

本法寺・御朱印帳

本法寺には御朱印帳のが多く置いてありますが、値段は少し高めです。

本阿弥光悦・長谷川等伯・切り絵御朱印帳

 

その中でも思わず「え!」とびっくりする御朱印帳がありました。

涅槃図御朱印帳

おそら日本一値段が高い御朱印帳です。その値段は4万円!カーバーは重い上、落としたら割れる?ので、カーバーを外してお持ちいただくのがお勧めだそうです。

 

本法寺・御朱印

本法寺・ホームページ

本法寺・アクセス