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あなたの知らない京都

清涼感溢れる!桔梗の花が彩る京都の夏

夏の京都を飾る花は多くありますが、その中でも紫が目立つ花と言えば桔梗です。7月から9月にかけて花が楽しめる桔梗は秋の季語(二十四節気で8月は秋)であり、『徒然草』では秋の草の一つとして桔梗の名が取り上げられています。

今回の投稿は今から楽しめる桔梗の花をご紹介させていただきます。

桔梗

桔梗はキョウ科の多年生草本植物で、『源氏物語』で出る朝顔は桔梗の事だそうです。桔梗の根は漢方としても使われ、韓国ではその根を「ドラジ」と言い、ヘルシーフードとしても人気があります。

桔梗の花言葉は「永遠の愛」、「誠実」、「清楚」がよく知られています。

桔梗は花のつぼみが風船のように膨らむ事で英語では"balloon flower" と呼ばれています。

桔梗紋

桔梗は日本では古くから親しまれ、特に武士の間では、家紋にも用いられ、あの明智光秀も桔梗紋を使っていた事が分かっています。また、桔梗は晴明神社の神文でもあります。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A1%94%E6%A2%97%E7%B4%8B

明智光秀の塚

京都にある明智光秀の塚には桔梗の花が植えられています。

晴明神社

京都屈指のパワースポット「晴明神社」には境内に1500株の桔梗が植えられていて、夏にかけて桔梗の花が楽しめます。

晴明神社・桔梗

蘆山寺

紫式部の邸宅跡として知られる蘆山寺。この前、放送された大河ドラマ第26回「光る君へ」紀行でも蘆山寺が紹介されました。境内には紫式部の歌碑が置いてあります。

冬の蘆山寺は早咲の桜(十月桜?)と梅の花が楽しめますが、夏になると見頃を迎えるのが桔梗の花です。

https://www7a.biglobe.ne.jp/~rozanji/32genjitei.html

源氏庭で咲く桔梗は6月末から9月初旬まで楽しむ事ができます。

蘆山寺では疫病退散・盗難厄除の御利益があると伝わる角大師の各種護符と角大師ストラップが頂けます。

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アクセス

梅小路公園

梅小路公園のjr梅小路京都西駅の周辺に桔梗の花が咲いていました。近くにはスタバックスもあります。

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京都駅ビル

京都駅ビルの「葉っぴてらす」は知る人ぞ知る見晴らしの素敵な隠れ名所。夏は桔梗の花が綺麗です。

桔梗・漢方

桔梗は鎮咳、去痰、排膿作用があるとされ、龍角散の生薬の成分の中には桔梗が入っています。

https://www.ryukakusan.co.jp/ryukakusan

他にも桔梗の成分が入ったのどの腫れや痛みのためのトローチもドラックストアで販売されています。