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あなたの知らない京都

心を掴む眩しい風景春の風景: 松尾大社の山吹に魅了される 🌟

20240419・山吹満開です💛

春の黄色の小さい可愛らしい花と言えばどんな花が浮かびますか?私はモッコウバラ、ミモザ、サンシュユ、レンギョウの花…が浮かびます。あ、菜の花も欠かせないです。

それからもう一つ、毎年…楽しみにしている花があります。その花とは山吹…。桜も散らばって、春も深むこの時期、山吹は山吹き色そのものとも言われる黄金の花びらを次々と咲かせるのです。

京都の松尾大社は山吹の名所としても知られ、毎年「山吹きまつり」を開催しています。眩しきその風景は見る人の心を一瞬に捉えては目が離せなくなります。
今回の投稿では松尾大社の山吹をご紹介させていただきます。

山吹

山吹は黄色い小花が可愛らしいバラ科の花です。遠くから見ると満開のモッコウバラと似てるような気もしますが、山吹もバラ科(山吹の英語名は「イエローローズ」)という事なので納得です。色は山吹きの方が鮮やかなビタミンカラーですね。

モッコウバラ&山吹

同じビタミンカラーで見る者を幸せにさせてくれるモッコウバラ。この前の千本ゑま堂でモッコウバラが見頃を迎えていました。

モッコウバラ

山吹

やっぱり山吹とモッコウバラは似ている気がします😊さて、山吹は何で花にそのような名前が付いたのでしょうか?

山吹・名前の由来

 山の谷間で枝が風に揺れ動くさまから「山振」と呼ばれたのが語源といわれます。『万葉集』に山振と記した歌があり、『枕草子』では「大きにてよきもの」として桜と山吹が併記されていると云います。

山吹・花言葉

黄金色に 輝く花びらと高貴な香りからつけられた花言葉は崇高、気高いだそうです。黄金色に因んだのでしょうか…金運、富という花言葉もあるようです。

山吹・松尾大社

山吹の品種とは「一重」・「八重」・「菊咲」の三種類で、松尾大社には「一重」と「八重」、「白山吹」が楽しめます。

遅咲の桜とのコラボも楽しめます。山吹の後ろに咲いている緑の桜、気づいた方、おられませんか?

白山吹は庭園の中に咲いています。

境内には白い花も咲いていて、通りかかりの方から白山吹だと教えて頂いたのですが、ネットで調べるとバラとも白山吹とも出てきて、確かではありません😓

松尾大社・山吹まつり

山吹まつり

🔹期間:2024年4月10日~5月5日

🔹場所:松尾大社境内(自由参拝)

✅ライトアップは昔はありましたが、現在は予定なしという事でした。

松尾大社の山吹は4月4日の時点で蕾でしたが、4月19日は見頃でした。(北野天満宮のもみじ苑の山吹は4月14日で見頃でした)

御朱印

https://www.matsunoo.or.jp/2024/04/06/%e5%b1%b1%e5%90%b9%e3%81%ae%e3%81%8a%e7%9f%a5%e3%82%89%e3%81%9b/

山吹まつり期間中は特別御朱印の「山吹印」を頂けです。眺めると心が温かくなります。

2023・期間限定の山吹印
🔹書置き御朱印🔹値段:500円

お守り

山吹きに因んだお守りが置いてありました。山吹花お守りもとても可愛らしかったですが、鈴のお守りを頂きました。値段は600円です。

松尾祭&山吹き

「おいで」と「おかえり」で親しまれている松尾祭。その中でおいでの神幸祭が行わる日は山吹の見頃と重なるため山吹と祭のコラボが楽しめます。

山吹・神幸祭

2024・松尾祭

今年は雨の中の神幸祭になり、行く事はできませんでしたが、前日、西七条御旅所に行くと祭の準備が行われていました。

松尾大社西七条御旅所では神幸祭の日の午後頃から屋台が並びます。松尾大社も昨年の場合、神幸祭の日、境内に屋台が出ていましたので、ご参照ください。

20240419・松尾大社

山吹、見頃でした。話しかけてくれた方から松大社の山吹が見頃だとニュースで出たと言われましたが、帰ってから新聞を見ると京都新聞にも松尾大社の山吹に関する記事が載っていました。

山吹をバックグラウンドに手水舎もいつもとは違う風景に見えました。

ママさんと松尾大社で集合・ランチで大好きなとろろそば(800円)を食べました。店内でもお店の外でも食事ができます。

「団ぷ鈴」さんは今後投稿予定です。

20230413・松尾大社

2023年の山吹は4月13日頃で満開でした。
山吹・御衣黄桜?

参道と奥の八重桜と水車?辺りの御衣黄桜?も満開!松尾大社に御衣黄桜があるのを今日(20230413)、初めて知りました。

緑の葉っぱと思ってスルーする方も多いでしょう。私も御衣黄桜やウコン桜を知らなかったので、山吹まつりに何回も来て、何回も通った道なのに…あそこの大きな木が御衣黄桜なんて…全く知らなかったです。御衣黄桜の隣にも数本の木がありますが、おそらく桜の木…早咲の河津桜でしょうか。今は葉桜になっていました。

山吹・八重桜

参道の八重桜と奥の方の八重桜、二本の八重桜が満開でした。

八重桜と山吹が絡み合うかのように互い満開…眺め続ける贅沢な時間を楽しめます。

山吹・境内

境内には山吹のある風景を描く屋外スケッチの方々も見られました。どんな絵が完成t¥したでしょうか。少し気になりますが😅

20220515・山吹

松尾大社の祭の日でもあったこの日。緑一色に変わった境内…もう咲いてないと思った山吹が所々綺麗に咲いていてびっくりしました。

花が散ってからはこのような感じ…花が散ってもちゃんと花の形が残っていました。花が散っても新しい美しさを残す山吹…奥が深いです。

20220508・山吹

満開の時期を逃してしまいましたが、まだ咲いている山吹に出会う事ができました。

もうすべて散ってしまったと思った山吹ですが…所々…わずか…残っていました。

20190427・山吹

 

20180414・松尾大社

川に映る花びら、一生懸命に川の方へ背を伸ばしている枝の花からはなぜか…薄まれた切なさが伝わってきました。
その一方で…真最中の山吹きに大興奮した子供は至る所で…写真を撮っていました😊

20090419・山吹

昔はライトアップがありましたが、現在ライトアップはありません。
 
ライトアップの神社はまた雰囲気が違います。光に照らされた山吹きは落ち着いたようにも見えますが、奥ではわくわくを抑えるのに必死のようにも感じます。
ライトアップの中、浮かび上がる花色は何も考えず…今を深く受け入れる事を教えてくれるようにも感じます。

まとめ

 神社の参道から満開の山吹きの花にパット目先が明るくなると感じる人も多いでしょう。でも真の見どころは神社の境内を流れる川沿いに咲いている山吹きではないかと思ってます…。どこを見ても目に入ってくる山吹…ふっと橋の下に目を向けると…水の中に映っている無数の花…。いつまでも眺めたくなります。

眩しきその風景は見る人の心を一瞬に捉えては目が離せなくなる…松尾大社の山吹まつり、いかがでしたか?
目いっぱいのビタミンカラーの山吹、延命長寿の神泉「亀の井」、名庭園「松風苑」の松尾大社。松尾大社から足を運ぶと月読神社、鈴虫寺…その反対側には嵐山東公園、公園を進めば嵐山と繋がる…接近性も抜群の神社なんです。
京都に来られる事がございましたら、ぜひ松尾大社にも寄ってみてください。

 

番外編・松尾橋の菜の花畑

松尾大社は既に話した通り歩いて行ける場所が多いですが、最も近いのが松尾橋です。今だとその松尾橋を渡るともう一つのビタミンカラーで元気を頂けます。

そのもう一つのビタミンカラーとは…菜の花😊

松尾橋から嵐山につながる歩道に続く満開の菜の花、鳥のさえずりも加えると贅沢な一人占めの菜の花見放題の時間が楽しめます。

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