kyotostory🌸

あなたの知らない京都

祭りの季節:松尾大社の神幸祭と還幸祭

春になると桜に続き、山吹が境内を飾る松尾大社、その山吹きが見頃を迎える頃行われる祭があります。その祭とは松尾祭でその中で「おいで」と親しまれている神幸祭です。先月の21日、雨の中で神幸祭が行われ、今月の12日は還幸祭が行われます。今回の投稿は松尾祭をご紹介させていただきます。

2024・松尾祭

🔹神幸祭:4月21日(4月20日以後の第1日曜日)

🔹還幸祭:5月12日(4月20日以後の21日目の日曜日)

令和6年 松尾祭(神幸・還幸)のご案内 | 松尾大社

✅20240512・唐橋西寺公園と西七条御旅所、朱雀御旅所、松尾大社行って来ましたた。松尾大社では風鈴は見当たらず、多くの御油燈が飾っていました。

松尾大社

京都で最も歴史が古い神社で知られていて、その名は既に『古事記』にも出ている松尾大社は平安遷都後は東の賀茂、西の松尾と呼ばれるほど尊崇され、今も「京都五社めぐり」として続いています。

松尾祭・「神幸祭(おいで)」「還幸祭(おかえり)」

神幸祭

午前9時ごろ松尾大社に着くと松尾七社(大宮社、月読社、櫟谷社、宗像社、三宮社、衣手社、四之社)の祭を向かえる様子も拝見できるので、行かれる方は朝早めがお勧めです。

 

神幸祭

松尾大社(出発): 12時

河原船渡場着:12時半

各御旅所着:17時頃

還幸祭

還幸祭には2022年初めて松尾大社に「行った事がありますが、コロナ禍という事で内容がすこし変更になって、御旅所での祭典はせず、そのまま松尾大社に向かったので、午後12時ごろ松尾大社で祭を拝見する事ができました。境内の手水舎には風鈴がたくさん飾られていて、祭と風鈴のコラボも楽しめました。

還幸祭には稚児が「松尾使」として奉仕するので、可愛いらしい稚児さんにも会える事ができます。

特に、還幸祭には松尾大社の本殿、楼門、社殿、各御旅所の本殿、神輿から供奉神職の冠・烏帽子に至るまで、葵と桂で飾るので、古くから「葵祭」とも言われたようです。

 

還幸祭

旭/杜(西寺公園)集合・祭典 :11時半頃

朱雀御旅所着・祭典 :14時半頃

 松尾大社着:18時頃

還幸祭の葵と桂

松尾大社は賀茂社と伝統や祭に関する共通点が多く、その中の一つが還幸祭で葵を使用する事とも言います。

還幸祭で葵と桂の枝を探すのもちょっぴり楽しいです😊今度、還幸祭に行かれる方は葵と桂にも目を向けてみたらいかがでしょうか。

松室やすらぎの庭

鈴虫寺のすぐ近くにある庭ですが、その奥にフタバアオイの栽培が行われていました。

松尾祭で使われる葵はこちらで栽培されたフタバアオイが多く使われているのですね。

2024・神幸祭(おいで)

今年は雨の中の神幸祭になり、行く事はできませんでしたが、祭の前日に七条通を進むと松尾祭に関するポスターが色んな所に貼られていて、祭の雰囲気が伝わりました。

西七繫栄会

朱雀御旅所がある七条通りの商店街には松尾祭の掲示板が至る所から目に入りました。

松尾大社西七条御旅所

神幸祭が終わってからの松尾大社西七条御旅所にでは、大宮社、櫟谷社、宗像社、四之社の御神輿と月読社の唐櫃(からびつ)を拝見する事ができます。

松尾大社西七条御旅所に関しては別投稿で書いておりますので、興味のある方はリンク先をご参照ください。

20230423・神幸祭(おいで)

神幸祭の松尾大社は晴天の中、朝早くから境内に屋台の準備が行われていました。

神幸祭・動画

神幸祭

神幸祭・飛行機雲

松尾大社に向かう途中からお空には飛行機雲が見え始め、神幸祭が行われる際は至る所で飛行機雲が現れ、まさに…天と地の祭りのような華麗な時間でした。

 

神幸祭・山吹

まだまだ見頃の山吹のの至る所で聞こえる祭りのかけ声にいつもと違う非日常体験ができました。

川渡しの御船

松尾大社の境内には大きな船が置かれていますが、その船こそが神幸祭で使われる「川渡しの御船」です。

昭和58年に船渡御が二十年振りに復旧、その後、平成8年に駕輿丁船 二隻が復活しました。

神幸祭には船が置かれていません。

神幸祭で船は桂川で行われる河原斎場祭に使われます。

唐橋西寺公園(旭の杜)

平安時代を体表するお寺と言えば、羅城門を左右にした東寺と西寺。しかし、現在残っているのは東寺だけです。羅城門と西寺は羅城門跡と西寺跡としてその歴史を今に伝えています。

西寺跡は京都市南区唐橋西寺町にあり、その街に因んででしょうか、唐橋西寺公園という公園になって、「西寺跡」として国の史跡に指定されています。

その西寺跡は松尾祭の還幸祭の際、松尾七社が集まり祭典が行われる場所になり、あの過ぎしの風格を見せるのです。(追記予定です)

旭の杜で祭典を行った後、御神輿は朱雀御旅所に寄り、再び祭典を行ってから松尾大社に向かいます。

アクセス

朱雀御旅所

西七条御旅所は商店街から少し奥のほうですが、朱雀御旅所は商店街の表、その上、バス停からすぐです。境内はとても狭いですが、落ち着いた感じの神社です。

 

還幸祭の際、松尾七社(大宮社、月読社、櫟谷社、宗像社、三宮社、衣手社、四之社)の御神輿(月読社は唐櫃)がに「旭の杜」から「朱雀御旅所」に立ち寄って祭典が行われます。

アクセス

「朱雀御旅所」は市バス七条千本バス停からすぐです。次の駅は梅小路公園。梅小路公園まではここから徒歩でも10分ほどで着きます。

大きい建物はホテルエミオンです。ホテルエミオンは後日、別投稿で「おすすめランチ」でご紹介させていただきます。

2024・還幸祭(おかえり)

御前通は還幸祭のため歩行者天国になって、通行禁止になりますので、行かれる方はご注意ください。

還幸祭(20240512)・動画

2023・還幸祭(おかえり)

松尾大社

コロナ禍で行われたので、松尾大社に着く時間が12時過ぎで、いつもより早かったと思います。(今年は松尾大社に着くのは18時頃だそうです)

写真から見るとトラックに御神輿が載せられていました。当たり前だと思ったのですが、昨日、祭に参加した方から訊くと元々は台に載せたり、担いで御旅所から松尾大社まで進むと言われました。確か、昨日、梅津あたりで御神輿を拝見いたしましたが、台に載せて進んでいました。

境内には早くから屋台が立ち並んでいました。

還幸祭(20230515)・動画

松尾大社・ホームページ

松尾大社・アクセス

松尾大社・kyotostory🌸