金曜ロードショーはよくチェックして録画する派ですが、明日の金曜ロードショーはアマゾンで観てかなり泣いた映画『余命10年』です。人に比べてその人生は長くは言えませんが、自分に与えられた時間を大事な人達と懸命に生きていくその姿から、今をどう生きるべきかを考えさせられました。
今回は地上波初放送になる『余命10年』についてご紹介させていただきます。
世の中には元気でありながらも変わらない、絶えない一日で苦しむ人がいれば、自分の命が限られている事を知っていても懸命にその残された時間を過ごす人もいます。
親の敷いたレールが嫌で家を出て東京に来たものの、上手くいかないカズと長い闘病生活から戻ってきたものの残された時間は10年という茉莉…映画ではその両者の出会いから物語りが大きく動き始めます。その晴れない二人が同窓会で出会い…その後…お互いにとってかけがえのない人になります。
誰もいないから、死にたくなる。生きたくないと思うようになる。自分を必要とする人がいないと思うから。ただの荷物と思うから。命なんか要らない。余計なものと思う。生きている自分がこの社会の邪魔者なんだと思う。周りから早く消えてくれと思われるように思う。
同窓会で久々出会ったみんなが、自分以外、それぞれの人生…ちゃんと生きてて…それで、ふわっとした気持ちで飛び降りしたカズは病室で茉莉と再会…する事になるが…生きる意味が分からないという彼の言葉は生きたくても毎日のように死に追いつめられている余命10年の茉莉にはずるいとしか思えない。
死ぬのが怖くなるのは愛する人がいるからだ。生きられないのに行きたくなるのは愛する人がいるから。
恋はしないと決めた茉莉がそのカズによって、もっと生きたいと思うようになるのです。
実話をに基にした『余命10年』、映画には豪華キャストと言っても過言ではないほど、実力派俳優さんが多く出演していて、その演技も映画のリアリティを支えてくれます。
余命10年に関しては別の投稿で書いておりますので、興味がある方はご参照ください。