kyotostory🌸

あなたの知らない京都

インフルエンザと本棚の宝探し・感動の物語を読み返す「赤毛のアン」🍁

今週のお題「最近読んでるもの」

すべてが魂で、炎で、「露」のようなアン!赤毛の人だと誰であれ完全な幸せは得られないと信じていたアン!

今日の投稿はインフルエンザで隔離の時間に本棚で見つけた「赤毛のアン」とあんなにあった酸葉を誰が全部食べたのか」になります☺️

赤毛のアン

先週は子供がインフルエンザ、今週は私がインフルエンザ…日曜日までお家隔離になりました。

部屋は元々子供部屋のはずだったのがどんどん物が増えつつ、結局、物置になってしまって…今は隔離部屋に😅部屋には私の本が多くおいてあって…久々、本棚の本をゆっくり見廻すと目に入ったのが「赤毛のアン」。

 

本を購入したのは10年も前。本を開いてみると所々に線が引いてあるのに読んだ覚えがない…💦 

昨日から読み始め、一気に読み終えました。ここ10年で一日で本を読み終えたのはおそらく初めて…。

子供の時にも読んだはずだし、アニメも観たはずなので…大体のストーリーは知っているのにも関わらず…まじで…面白い。

この年になって、読みながら感じたのはその背景と季節の描写の美しさ、それに…アンが発する生々しい感情の描写。久々の好きな文書を書き写しながらの読みも楽しめました。

一時期…作品の舞台になったカナダのプリンスエドワード島に憧れた時期がありましたが……あの時…思い切って行ってみてよかったと今になって思います。

今もここまで人を惹きつける「赤毛のアン」ですが…小説を完成した時はその原稿を受けてくれる出版社がなく…結局、諦めてたようです。

しかし、2年後の再チャレンジで本が出版される事になったので、諦めてくれなかったルーシ·モード·モンゴメリさんに感謝です。

 

マシュウとマリラのアンに対する態度を含めに、周りの人との関わりなどからは親としても習う点が多くあります。それが「赤毛のアン」が児童書に留まらず…幅広い年齢層から愛される理由の一つではないかとも思いました。

私が購入したこちらの本は今は購入できないようですが、元々3部作でしたが、私は一冊目だけ購入しました。セットで購入してよかったと今更後悔中です。

さて…ここまで綺麗で暖かく、愛おしい物語を書いた作者の死因が…うつ病による自殺という話には驚きです。

でも…彼女のアンは永遠に笑顔をなくさない事を信じたいです。

花子とアン・NHK

2014年放送された連続テレビ小説「花子とアン」は「赤毛のアン」の翻訳者である村岡花子さんの半生記を描きました。観たような観てないような…この前、再放送があったような…。(何もかもが○○ようですみません)

➡連続テレビ小説「花子とアン」 | NHKドラマ

赤毛のアン・村岡花子訳

アンという名の少女・NHK

ちなみに、 NHKで昨年か一昨年、「アンという名の少女」というカナダのテレビドラマが放送された事があります。とても素敵なドラマでしたが、半分以上、録画だけで、見る事ができず、そのまま、容量オーバーで削除してしまった事が今になって、もったいない事をしたと…。再放送があったら、今度こそ、観終えたいです。

赤毛のアン・アニメ

赤毛のアン・映画

 

映画を観終えました。マシュウ役の俳優さんが余りにもイメージが違ってびっくり。それもそのはず、マシュウ役の俳優さんはマーティン・シーン。『地獄の黙示録』で知られるマーティン・シーンはテレビドラマ『ザ・ホワイトハウス』では大統領を演じたようです。その彼がなぜマシュウ?
あの顔だと平気に近所の女の子にも話しかけれるし、お店でビビる事もないでしょうが、そのcastingには映画を観終えても納得いかず…でしたが、彼を含む俳優の演技が素晴らしく、何より、プリンスエドワード島を少しでも感じる事ができるので、アンが好きな方にはお勧めの映画です。

あんなにあった酸葉を誰が全部食べたのか

昨日は…もう1冊…「あんなにあった酸葉を誰が全部食べたのか」という本も読み終えました。

韓国を代表する作家、박완서(朴婉緒)さんの小説です。

本には日本の植民時代から韓国戦争の最中を生きた作者の経験が生々しく描かれています。

その中でも印象的なのが、自然の描写です。きれいなふるさとの自然の中で生き生きする作家の幼年期はプリンスエドワード島を走り回れるアンの姿が浮かびます。

ソウルに移した作家が学校の夏休みや冬休みでふるさとに行って…ソウルでの息苦しさを思いっきり発散するのもアンと似ている気がします。戦争さえなければ、作家もいつでもふるさとの自然に戻る事ができたでしょうが…結局…実現できなかった事には心が痛みます。

 

本には作者のお母さんに対する感情が様々な視線で表れていますが…本当に素晴らしい方でした。母として私はあの方の足元にも及ばないという事を実感する時間にもなりました。

 

本当に記憶だけでここまでの話ができるなんて…信じられないほど…素晴らしい本です。薄れつつある戦争という記憶をこのように残す事ができたのは国としても貴重な資料になるのではと思います。因みに、作家の記憶によって書かれた作品は他にもありますが…今度…読んでみたいと思います。

 

アマゾンで「あんなにあった酸葉を誰が全部食べたのか」とその続きの話が書かれている「あの山は本当にそこにあったのか」を一冊に合本した翻訳版が購入できます。

日本の植民地支配下での幼年時代の田舎暮らしから、何度も入れ替わる支配体制に翻弄される朝鮮戦争下のソウルでの日々、成長期を迎えた少女時代の〝家族〟との葛藤、時に家父長制を体現する母親との確執、そして一家の大黒柱となり自立した大人の女性へ――。 現代韓国を代表する作家が、自らの波乱に満ちた半生をつづった自叙伝小説、2著を新訳・合本。 鋭い感受性と洞察力、そして抜群の記憶力に基づいて、開城(ケソン)近郊の田園風景の中で過ごした天真爛漫な幼少期、7歳でソウルへ出てから日本の植民地支配からの解放を経て、19歳の時に勃発した朝鮮戦争下を必死に生き延びた凄絶な苦闘の日々を、詳細かつ生々しく描き出した本書は、「小説」として優れた作品であると同時に、「純粋に記憶力だけに依拠」して書かれた稀有な記録の書であるともいえます。 内外で高く評価され、読み継がれる朴婉緒の自伝的小説。累計150万部を超すロングセラー。

碑木(木碑)

韓国戦争が起きたのは1950年6月25日。韓国では今も6月になると歌われる名曲があります。そのタイトルは碑木(木碑)。

碑木は作詞者である韓明熙さんの実体験から生まれた歌で、戦争後、戦争の激戦地であった江原道百巖山の麓で目にした風景を基に書かれた歌詞はその歌が1969年発表以来、その歌を知らない人はいないほど韓国で愛されています。

초연이 쓸고 간 깊은 계곡 깊은

계곡 양지녘에

비바람 긴 세월로 이름 모를 비목이여

먼 고향 초동친구 두고 온 하늘가

그리워 마디마디 이끼 되어 맺혔네

 

궁노루 산울림 달빛 타고 달빛 타고

흐르는 밤

홀로 선 적막감에 울어 지친 비목이여

그 옛날 천진스런 추억은 애달퍼

서러움 알알이 돌이 되어 쌓였네.

 

硝煙に荒らされた深い谷 
深い谷の日向に
雨風の長い年月に名も知らずの碑木(や)
遠い故郷の幼馴染置いて来た空
恋しさ節々苔になって残っているよ

 

ジャコウジカの木霊が月の光に月の光に流れる夜
誰もいないその寂しさに泣き疲れの碑木(や)
その昔無邪気な思い出は切なく
悲しみ粒々石になって積もっているよ

 

🔹訳:kyotostory🌸(完全な訳ではないので、ご了承ください。)

戦争によって散ってしまった数え切れない若者の死、それを表す石の墓の上に置かれている木碑。至る所でその木碑と出会った彼もまだ若い、同じ若さでなぜここまで道が分かれないといけないのか…。哀しみがしみじみ伝わってくる歌だと思います。

戦争の痛ましいニュースが連日テレビで流れる世の中…これ以上の犠牲者が増えませんように…平和な世界になりますように願います。