法輪寺は奈良時代に行基が創建した古刹。本尊虚空蔵菩薩は知恵を授けるという信仰があり、数え年で13歳になるお子さんが法輪寺にお参りする「十三まいり」で知られています。
法輪寺の舞台と呼ばれる見晴台は渡月橋と嵯峨野を一望できる素敵な場所で、五山の送り火の日は一般公開されるなど、嵐山の隠れ名所とも言えます。
梅の花と桜も楽しめる法輪寺ですが、今だと青もみじが綺麗です、真夏日が続くこの夏、鳥の囀りと共に青もみじのマイナスイオンシャワーもお勧めです。
嵐山の橋
嵐山と言えば、「渡月橋」と思われますが…嵐山には少なくとも三つの橋があります。
「渡月橋」:言うまでもない嵐山のシンボル
法輪寺橋&渡月橋
渡月橋は「法輪寺橋」と呼ばれた橋で、法輪寺の門前橋だったようです。
渡月橋という名前の由来は鎌倉時代に亀山上皇が満月の夜、大堰川で舟遊びをした際、「くまなき月の渡るに似たり」と話した事から「渡月橋」と命名されたといいます。
「渡月小橋」:嵐山公園から続く小橋
「中之島橋」:阪急嵐山駅から嵐山公園に向かう時、初めて渡る橋です。橋の近くに嵐山案内図が置いてあるので、ゲットしてください。
秋は紅葉が映る桂川が知るぞ知る人のインスタ映えスポットです。
法輪寺・渡月小橋
渡月小橋からの眺めがとてもきれいでした。
珍しく船を上げる作業が行われていて、見る事ができました。
法輪寺・入口①
法輪寺の入り口は二個所あります。渡月橋から近いのは渡月小橋を渡ってからの入り口になります。
嵐山とは思えない静けさに包まれた階段。ちょっと長い😅
何回も法輪寺に行きましたが、猫ちゃんには会えませんでした。代わりに、帰り道に猿さんには一回だけあった事があります😓
昨年は境内にトイレがありませんでしたが、春に行った際は綺麗なトイレが出来ていたので、ご参考ください。
法輪寺・入り口②
渡月小橋を渡ってからすこし左に進むと法輪寺になります。
法輪寺・春
桜も梅の花も楽しめる法輪寺。
境内の梅の花を舞台でも楽しむ事ができます。
桜と紅葉シーズンになると舞台から見える嵐山は必見です。
春にはたくさんの方が舞台で桜を楽しんでいました。桜に囲まれたように見えるのが渡月橋になります。
法輪寺・夏(青もみじ)
人であふれる嵐山の中で、ここまで来る人は少なく、綺麗な青もみじを独り占めしながらゆっくり進むが事ができました。
法輪寺・秋
秋の法輪寺の一押しはイチョウの木です。
舞台から眺める紅葉の嵐山も必見。人で溢れる嵐山を離れて、ゆっくり秋の嵐山を楽しめます。
法輪寺・冬
大雪の法輪寺。舞台からの冬景色が楽しみでしたが、危険という事でしょうか…舞台は閉鎖されていました。
法輪寺・本殿
狛牛&狛虎
法輪寺には狛犬ではなく、狛牛と狛虎が置いています。なぜ、牛と虎なんでしょうか。
その理由は法輪寺の本尊である虚空蔵菩薩が丑年と寅年生まれの人の守り神であるからだそうです。
本殿の近くにある社務所には虚空蔵菩薩のmicroSDお守りが頂けます。
撫で羊
本殿から歩いて、舞台に向かう途中で迎えてくれるお羊さん。撫で牛ではなく、いわば…撫で羊です。
羊は虚空蔵菩薩のお使いだそうです。撫でると智恵が頂けると言われます😊
微笑ましいその笑顔に心が和みます😊
法輪寺・十三まいり
法輪寺のご本尊虚空蔵菩薩は、智恵・福徳の仏様として知られています。
平安時代、幼くして帝位についた清和天皇が数え年十三歳になった折、成人の証として法輪寺で成人儀礼として法輪寺の虚空蔵菩薩に詣でて智恵を授けていただく十三まいりが行われるようになったと云います。
十三まいりが終わるとお子さんを連れて、渡月橋を渡るのですが、その際、十三まいりをしたお子さんは名前を呼ばれても、決して、振り向いてはいけないという暗黙のルールがあります。渡月橋を渡る途中で振り向いてしまうと、せっかく頂いた知恵が返されてしまうという事で、振り向かず渡月橋を渡り切って、やっと十三まいりが終わるのです。(振り向いてしまったお子さんの中にはもう一回法輪寺に戻って十三まいりをするケースもあるようです😓)
十三まいり 春:3月13日から5月13日((4月13日を中日とした一月間)
秋:10月から11月
*)十三まいりのご祈祷の受付は午前9時から午後4時までとなっております。
*)十三まいりのご祈祷は順次行っておりますので、ご予約などは必要ありません。
*)十三まいりのご祈祷は上記期間以外でも年中致しておりますのでご都合に合わせてお越し頂けますが、本山で執り行われます法要やその他行事の重なる場合、お待ち頂くことがあります。
十三まいりなど法輪寺の行事・祭事 (kokuzohourinji.com)
一週間のご祈祷 5,000円
一ヶ月間のご祈祷 7,000円
一年間のご祈祷 13,000円
法輪寺・年間行事
2月8日 午後1時 針供養法要
3月10日 午後1時 芸能上達祈願祭
3月13日~5月13日 春の十三まいり
5月23日 午前10時30分 電電宮大祭
9月9日 午後1時 重陽の節会
10月1日~11月30日 秋の十三まいり
11月13日 午前11時 うるしの日法要
12月8日 午後1時 針供養法要
針供養法要
昨年、針供養(12月8日)に行きましたが、着いたのが遅く、もう始まっていました。境内には甘酒の接待があり、「今入っても大丈夫」と教えて頂きましたが、途中で入るのは気になって、舞台で嵐山をいっぱい眺めて帰りました。
毎年、2月8日と12月8日にコンニャクに針を刺して供養する針供養が行われます。
境内には針供養塔があります。
獣魂法要
毎年4月中旬、参道入口の獣魂碑前にて京都市食肉協同組合が主催し、畜肉の獣魂を慰霊する「獣魂法要」が行なわれます。境内には獣魂供養塔があります。
法輪寺・手水舎
法輪寺・キノコ
境内でキノコを見つけました。触ってはおりません。写真だけ撮っていただきました😊
色から考えると食用キノコなのではとは思いますが....お寺の関係者はご存知でしょうか....ちょっと気になります。
法輪寺・青トンボ
北野天満宮で青トンボに会って、かなりテンション上々で、またも青トンボに会いました。びっくりです。
青トンボに会える前、本殿に向かう階段で枯れかけの蟻たちの食料になっている青トンボ...を見付けて、心が重くなった時、元気に飛んでいる青トンボに会えてうれしかったです。
法輪寺・鐘楼
法輪寺・多宝塔
法輪寺・舞台(見晴台)
法輪寺の舞台からは渡月橋、嵯峨野を一望できます。大文字送り火の夜には一般に開放されます。
法輪寺の舞台から見る五山の送り火、素敵ですね!いつか....見てみたいです!
ベンチも置いてあるので、ゆっくりと時間を過ごせますが…日差しの強い真夏はさすかに厳しい……涼しくなったら....また来てみたいと思います。
法輪寺・渡月橋
渡月橋は平安時代は「法輪寺橋」と呼ばれていましたが、鎌倉時代に亀山上皇の「くまなき月の渡るに似る」という言葉によって「渡月橋」と名付けら れたと言われています。
渡月橋は,洪水のたびに何度も流され、現在の橋は昭和9年(1934年)に作られたものです。
法輪寺の舞台から眺める渡月橋
いつもの渡月橋
法輪寺の舞台から眺める渡月橋はいつもの渡月橋とはかなり違う感じでした。
法輪寺・電電宮
電気・電波の守り神をとして信仰されています。
道昌僧都(そうず)が百日間の求聞持法(ぐもんじほう)を修し、満願の日に井戸で水を汲んでいると明星が天空より降りそそいで、虚空蔵菩薩が来迎(らいご)したと伝えられています。本尊の顕現としての明星天子を本地として『電電明神』を主神とする『明星社』(みょうじょうしゃ)が鎮守社のひとつとして奉祀されました。
同社は元治元年(1864年)の禁門の変の際、堂社ともども焼失しました。昭和31年(1956年)、それまでの仮宮であった社殿を電気電波関係業界の発展を祈願するため『電電宮』として新たに奉祀され、同時に電電宮並びに電電塔奉賛会(電電宮護持会)が発足しました。
毎年5月23日にあらゆる電気関係事業の発展と無事故安全を祈願する「電電宮大祭」が行われます。
法輪寺・駐車場
駐車場はお寺の参道からすぐの所にあります。
境内に入った時から消防車のサイレンが聞こえましたが、参道から降りると次々と消防車が駆けつけて....一時騒然となりました。山でけが人がでたというという事でしたが、新聞には載ってなかったので、おそらく無事だったようでホッとしました。
法輪寺・御朱印
御朱印帳を持っていくのを忘れてしまって、書き置きの御朱印を頂きました。
法輪寺・お守り
スマホとパソコンに貼りました。物忘れが激しいので....記憶力向上になればと願っております。
電電宮のお守りでSDカードもありました。お気になる方は法輪寺....いかがですか?