大河ドラマ『光る君へ』紀行の舞台第11回では東山のインスタ映えで知られる八坂庚申堂が紹介されました。八坂庚申堂はその名の通り庚申御縁でも知られるお寺。今回の投稿は八坂庚申堂をご紹介させていただきます。
- 庚申とは?
- 大河ドラマ『光る君へ』紀行の舞台
- 八坂庚申堂
- 祇園祭・浄蔵貴所
- ホームページ
- アクセス
- 【番外編①】八坂の塔(法観寺)
- 【番外編②】京八坂プリン
- kyotostory🌸NHK大河ドラマ『光る君へ』
庚申とは?
庚申とは干支の組み合わせの57番目、庚(かのえ)と申(さる)の日を意味します。ちなみに、60の倍数の年が庚申の年となるようで、前回の庚申の年は1980年、次回の庚申の年は2040年だそうです。庚申の年に巡り合えるのは一回か二回。何だか切ない気もします。
大河ドラマ『光る君へ』の第12回「思いの果て」ではまひるの庚申待の姿が流れていました。その庚申待とは何んでしょうか。
庚申待
昔は人間の体内には三尸(さんし)という虫がいて、常に悪い事をしてないのか監視していると考えられたようです。
庚申の夜、その人間の体の中にいる三尸の虫が、寝ている間に体から脱け出して、天帝にその人間の行った悪行を告げ口に行くと天帝は悪いことをした人に罰として寿命を縮めるのです。
しかし、三尸の虫は人間が寝ないと体から脱け出ることができないので、庚申日は三尸の虫が出られないように徹夜をする風習がありました。これを庚申待といいます。
✅庚申待に関する詳しい内容はリンク先をご参照ください。
大河ドラマ『光る君へ』紀行の舞台
八坂庚申堂
京都の観光CMでもよく見る事ができる八坂の塔から歩いてすぐの八坂庚申堂。
🔹開基:浄蔵貴所(じょうぞうきしょ)
🔹ご本尊:青面金剛(元々は秦氏の守り本尊)
🔹ご利益:病気平癒・災難消滅・学業成就・商売繁盛・縁むすび
🔹境内自由
境内に吊るされている鮮やかな色々のくぐり猿はインスタ映え屈指のスポットでもあります。
2024・庚申日
八坂庚申堂は庚申御縁日に参拝客に向け「厄除けコンニャク焚き」の接待を行っております。猿形に抜いたコンニャクを3個、北を向いて無言で食べれば、無病息災と伝えられます。➡yasakakousinndou.sakura.ne.jp/index.htm
初庚申 2月26日
二庚申 4月26日
三庚申 6月25日
四庚申 8月24日
五庚申 10月23日
納庚申 12月22日
くぐり猿
庚申堂のお猿さんは庚申さん( 青面金剛)の お使いで、お猿さんに願いを託せば必ず庚申さんに伝えてくれと云います。
くくり猿とはこのお猿さんのことであり、お猿さんが手足をくくられ動けない姿を表しています。お猿さんはよく動き回る動物ですが、人の心も常に動き回って落ち着かないもの…そこで“心”をくくりつけ、庚申さんにうまくコントロールしてもらうのです。
願いを叶える秘訣は、欲を一つ我慢すること。八坂庚申堂にはその我慢に因んだお守りを頂くことができます。
お守り
「我慢じゃ!」と書いてあるお守りはおそらく、八坂庚申堂だけ!
リビングに貼っておりますが、一年近く過ぎたので、かなり色が落ちました。
御朱印
祇園祭・浄蔵貴所
学問や文学にも優れた僧侶として知られる浄蔵貴所は死んだ父親を復活させたり、庚申堂の隣の八坂の塔が傾いたときには、霊力でまっすぐに直したという伝説?が伝わっています。➡yasakakousinndou.sakura.ne.jp/index.htm
その浄蔵貴所は祇園祭の『山伏山』の御神体として今もその伝説を語り継いでいます。
ホームページ
八坂庚申堂のホームページはリンク先をご確認ください。
アクセス
【番外編①】八坂の塔(法観寺)
八坂庚申堂からも近いので、ぜひ寄ってみてください。春は桜とのコラボも楽しめます。
「八坂の塔」と親しまれている五重塔は法観寺の境内にあったのですが、今は五重塔だけが残っています。
✅定休日:不定休
✅見学時間:10時~15時
✅料金:中学生以上 400円
✅お問い合わせ: 075-551-2417
✅アクセス:市バス「清水道」下車、徒歩10分前後
🔹詳しい情報はリンク先をご確認ください➡法観寺 - Wikipedia
20年近く前、塔の中を登った事があります。急斜面の階段を上った先にある窓から見える外の風景がとても好きでした。昨年、久々行った法観寺は「閉山」と書かれていました。
昨年、法観寺に行った時、飛行機雲がとてもきれいでした。
【番外編②】京八坂プリン
八坂庚申堂から徒歩10分ほどの京八坂プリン。YOSHIKIさんがある番組で食べた事でも話題になったようです。
店内の可愛らしいプリンやソフトクリームは眺めるだけでも心が弾みます☺️
kyotostory🌸NHK大河ドラマ『光る君へ』
NHK大河ドラマ『光る君へ』に関する投稿をご覧になる方はリンク先をご参照ください。➡NHK大河ドラマ『光る君へ』で描かれる紫式部の物語