kyotostory🌸

あなたの知らない京都

京都の四季・教王護国寺(東寺)

 20230217 投稿しました。20230420 ・20230807 追記しました。

✅20230513 NHK放送の『ブラタモリ』(19:30~)今回の舞台は『東寺』

東寺の正式名称は教王護国寺。➡覚えておきたい…お寺と神社の通称と正式名称 
東寺

✅開門時間 午前5時 開門、午後5時 閉門

✅拝観時間
🔹金堂、講堂
 午前8時〜午後5時(午後4時30分 受付終了)

🔹宝物館、観智院
 午前9時〜午後5時(午後4時30分 受付終了)

✅拝観料

🔹金堂・講堂・五重塔以外は無料(観智院は今後確認次第追記致します。五重塔初層内部と宝物館の公開は特別公開や特別参拝などの会期中に限られるのでホームページをご参照ください。)

➡拝観のご案内|東寺 – 世界遺産 真言宗総本山 教王護国寺

東寺・春

春の東寺は「春の特別参観」が行われていて、境内には団体の方々も多かったです。

東寺の桜

京都の春をいち早く感じる事ができるのも東寺の魅力。東寺は桜の名称でありながら、大体の人は不二桜を求めて当時に来るわけで、河津桜はある意味穴場……ゆっくり桜を楽しめます。

20230314・河津桜

20230321・不二桜

五重塔と不二桜のコラボはまさにライトアップの主役とも言えます。まだライトアップには行った事がありませんが、いつかの春…行ってみたいです。

写真は3月21日の参道から撮った不二桜と五重塔になります。まだ満開ではありませんでしたが、たくさんの方が不二桜を楽しませていただきました。

五重塔には参拝料金が必要になりますが、参道からでも不二桜と五重塔のコラボ写真を撮る事ができます。

夜桜ライトアップ

拝観期間: 2023年3月18日(土)〜 4月16日(日)

拝観時間:午後6時~午後9時30分(受付は午後9時まで)
     会期中無休

20230410・八重桜

桜の見ごろが終わっても当時の桜はまだまだ楽しめます。葉桜が多い中、今度は八重桜の出番です。

広々した境内でかくれんぼうのように八重桜を見つける度「みいつけた!」と叫びたくなります😅

特に綺麗だったのは毘沙門堂の桜と柳谷観音さまの桜、蓮池の桜でした。

蓮池は北大門を通ると現れる橋が架かっている池です。東寺に来てもここまで来られる方は少なく、それ故に、静かで…とても落ち着く場所なので、おすすめです。

橋の上で眺める池には色んな発見ができるかもしれません。

20230410・河津桜

花はもう残っておらず、今は緑の葉っぱが初々しく感じられます。

東寺・夏

夏の東寺に行かれるなら、蓮は必見です。蓮の花が咲いている池は無料アリアなので、誰でも楽しむ事ができます。

蓮の花が咲いている池を蓮池と書いてある投稿もありますが、蓮池は北大門んの向こうに広がる池を指すので、蓮の花が咲きている池とは違うと思います(ちなみに蓮池には蓮はありませんでした。)

参拝料金が必要なアリアにも池があり、瓢箪池となりますが、蓮が咲いている池は瓢箪池に近いです。今後、蓮が咲いている池の名称を確認次第……追記致します。

蓮の花は朝早く行った方が一番綺麗と言われるので、時間ができる方は早めがお勧めです。(当時は朝5時開門なので、早起きの方は是非😊)

東寺・小野道風ゆかりの柳とカエル

東寺には宝蔵のすぐ近くに大きい柳が植えられていますが、その柳は小野道風はゆかりの柳だそうです。

小野道風はあの!小野篁(おののたかむら)の孫だそうです。

道風が、自分の才能を悩んで、書道をあきらめかけていた時、ある雨の日、道風が散歩に出かけると、柳に蛙が飛びつこうと、繰りかえし飛びはねている姿を見ました。道風は「柳は離れたところにある。蛙は柳に飛びつけるわけがない」と思っていましたが、たまたま吹いた風が柳をしならせ、蛙はうまく飛び移ったといいます。道風は「自分はこの蛙の努力もしていない」と目を覚まして、書道をやり直すきっかけを得たというます。ただし、この逸話は史実かどうか不明だそうです。

➡小野道風 - Wikipediaを参考にしました。

小野篁については別の投稿で書いておりますのでご参照ください。

ちなみに、冬はこんな感じです。岩の上にはカエルちゃんがいます😊

少し遠くから見るとこうなります。写真は春の東寺です。

東寺・20230109

夏とは全く違う冬の東寺。池に五重塔が綺麗に映っていました。

東寺・冬

おみくじ

幸運おみくじ

値段:200円

おみくじの中に縁起物が入っています。

綺麗な「水鏡」という素敵な名前の飴ちゃんに目が離せませんでした。

都七福神まいり

都七福神まいり

期間:2022年1月7日~1月9日(2月以後は毎月7日、要確認)

場所:ゑびす神の恵美須神社(東山区)

   大黒天の妙円寺(左京区)

   毘沙門天の東寺(南区)

   弁財天の六波羅蜜寺(東山区)

   福禄寿神の赤山禅院 (左京区)

   寿老神の 革堂(中京区)

   布袋尊の万福寺(宇治市)

東寺・御朱印

御朱印は食堂で頂けます。

御朱印の種類が多く、迷いました。手書きの御朱印は列が長かったので、書置きの御朱印にしました。

東寺・御朱印マップ

東寺・後七日御修法(ごしちにちみしほ)

後七日御修法

鎮護国家、五穀成就、国土豊饒を祈る真言宗で最高の儀式。

御修法は、宮中の重要な年の始めの正月行事として、一日から七日までの七日間を神事、八日から十四日までの七日間を仏事で営み、後七日とは八日から十四日までの七日間の事で、この行事の名称を「宮中真言院後七日御修法」とも「真言院御修法」 とも呼び、通称は「みしほ」と親しまれています。

「後七日御修法」行列が終わった後、砂利道を綺麗に整える関係者の方がおりました…。敷砂の模様が枯山水庭園の漣(さざなみ)と似てて見えました。

枯山水 - Wikipedia

「後七日御修法」に関する詳しい情報はリンク先をご確認ください。

➞後七日御修法 - Wikipedia

司馬遼太郎・「東寺の御影堂の前で待ちましょう」

今年は司馬遼太郎(1923~1996)さんの生誕100年を迎えますが、東寺は司馬遼太郎さんと深い関りがある事をご存じですか?

司馬遼太郎さんは京都で待ち合わせの際、その場所は決まって東寺の御影堂だったようです。

御影堂の前には司馬遼太郎さんの「御影堂待ち」に纏わるエピソードが記されている掲示板が立っていました。

 
私は毎年、暮から正月にかけて京都のホテルですごす習慣をもっている。訪ねてくるひとに京都のどこかの寺をそのときの思いつきのままに案内するのだが、 たいてい電話での約束のときに、
 
―東寺の御影堂の前で待ちましょう。
 
ということにしている。
 
京の寺々を歩くには、やはり平安京の最古の遺構であるこの境内を出発点とするのがふさわしく、また京都御所などよりもはるかに古い形式の住宅建築である御影堂を見、その前にたち、しかるのちに他の場所 に移ってゆくのが、なんとなく京都への礼儀のような 気がして、そういうぐあいに自分をなじませてしまっている。空海に対する私の中の何事かも、こういう御影堂へのなじみと無縁でないかもしれない。
 
『古往今来』(中公文庫) 「司馬遼太郎が考えたこと8』(新潮文庫) 収録の「歴史の充満する境域」
 
(昭和五十一年) より抜粋

待ち合わせの場所を決めておくのはお互いにとってもいい思い出になるかもしれません。あの人と会う時はいつもあそこだったな。おそらく…司馬遼太郎さんは東寺の四季と共に人の顔が浮かねたのではないでしょうか。

これから、自分も待ち合わせの場所を優先順位で数個所、決めておこうと思う今頃です。

話しが変わりますが、司馬遼太郎記念財団(大阪府東大阪市)が昨日(11日)司馬遼太郎さんの生誕100年に合わせて好きな司馬作品アンケートを行った結果、「坂の上の雲」が1位だったというニュースがありました。ちなみに2位は「竜馬がゆく」、3位は「燃えよ剣」でした。

エピソードの掲示板の近くには「 お大師さまのおことば」が頂ける掲示板がありました。

如来の日光は 遍く法界を照らすなり(前略)…境内の隅々にまで届く、 お大師様の光を感じ、感謝のできる一年となりますように。と書かれていました。

 

日々の些細な事に感謝のできる一年を過ごせたいと思います。

「 お大師さまのおことば」は毎月変わるようです。次回行った時はどんなお言葉に出会うのか…楽しみです。

東寺・講堂

講堂は「東寺の中心、つまり密教の中心的建物」と東寺のホームページで書いている通り、講堂は弘法大師によって建設が計画されたといいます。

講堂は839年に完成されましたが、1486年の火事で焼失、今の講堂はその5年後に再建されt二代目です。

立体曼荼羅という世界を表す党内には、弘法大師の発想に従い五智如来像、五大明王像、梵天・帝釈天像、四天王像の立体曼荼羅を含む尊像を配置しており、その中心に大日如来の坐像が安置されています。➞京都検定に出題されています。

京都検定14回・3級

92】東寺の境内で、五智如来像、五大明王像、梵天・帝釈天像、四天王像の立体曼荼羅を安置する建物はどれか。

ア)金堂 イ)食堂 ウ)講堂 エ)五重塔 

日本一のイケメン菩薩?帝釈天半跏像

昨年の事ですが、偶然テレビをつけたら 関西テレビの「よ~いドン!」(12月7日放送)という番組の「ロザンのうんちくん」コーナーが流れて、場所は東寺!という事で途中から観ましたが、その中で、講堂に安置されている帝釈天半跏像が日本一イケメン菩薩という内容が出ました。

講堂はカメラ禁止なので、帝釈天半跏像の特徴が気になる方は既に展示は終わっていますが、以下の動画をご覧ください。(正解は象に乗っているです😊)

東寺仏像残像記ー講堂の大日如来を中心に  

大昔、東寺の秋期特別拝観に行った事があります。その観想を書いたのがありましたので、こちらに載せます。(個人の感想になりますが、ご参考になれば幸いです。)

青空がすんと心に入るある日、東寺の秋期特別拝観の共通券を求めた。

まず入った宝物舘では地蔵菩薩半跏像のそっとた垂れている裸足、とくにその腓が目に残った。腓から足指までの線が美しい。その足からふと谷崎の『刺青』が浮ぶ。またその腓からは『雪国』の葉子の腓がよみかえる。妙な事・・・地蔵菩薩半跏像の足から谷崎潤一郎と川端康成に出会うなんて。

 

華麗な仏像巡礼はもう講堂に至る。堂々に建てられた講堂に自分の手で門を開けて中に入る。その門は現世から内世へ向う扉のようである。

そして…入ったとたん目の前には遥かな光の波。暗いのに眩しい。窓格子から差し込む夕日である。その光の中で漸次に現れる密教浄土の世界。

「仏界易入魔界難入」とすれば、浄土の世界は仏界であり、私は今仏界にいるかもしれない。さすが「仏界易入」とも言えるだろう。

 

でもそうではないような気がする。

天部、菩薩、如来、明王、天部。その立体曼茶羅、まさに仏界と魔界の中心を支えるように見える大日如来の表情がその印のようである。

なんの華麗な仏像だろう。如来とは一切の欲を離れたと言われ、質素な姿であるとするが、曼茶羅の大日如来は違う。

「大日如来は宇宙そのもの存在を装身具の如く身にまとった者として、特に王者の姿で表されるのである」と云う。

 

しかし…ずっと眺めていたら目じりから悲しさ、切なさ、苦悩が段々伝えてくる。横顔はさらにそうである。既に悟を開く、俗人の日々の感情のも離れ、極めて浄化された精神であり知恵そのものだと云う大日如来、なおその手相。

めったに見る機会が無かった私にとって何より印象的だった大日如来の手相は「理と智, 衆生と仏, 惑いと悟りが元々は一つということを示す智拳印」と云う。

 

そうすれば仏界も魔界も元々一つの世界ではないか。それゆえ大日如来は仏界と魔界の境を離れるとせずに、その極端の両界に存在するのではないか。

悟る世界というのは仏界ではなく、もしかしたら魔界なのではないか。それゆえ、菩薩も我々も悟りを求めても叶い難い、「魔界難入」というのではないか。

 

考えて見ると、大日如来には地蔵菩薩半跏像の足から感じた繊細な綺麗さはない。悲しさがそのまま伝えてくるわけでもない。

むしろ強く見えるが…その底からどうも孤独、悲しみ、煩悶が表れる。だから…もっと切ない。それこそ「魔界」なのかもしれない。

 

急に窓が外れ、分散されて入り込んだ光が一気に中に差し込む。

丁度、展示が終わる時間になり窓を外したのである。人の影が消えたら間もなく講堂は闇の世界に沈むだろう。

 

光の時間と深遠の闇黒の時間が毎日繰り返す。人生も同じだろうか。講堂を出ると空はもう夕焼けである。

 

*東寺秋期特別拝観チラシとウィキペディアを中心に参考させていただきました。

金堂・講堂の夜間特別拝観

✅ゴルデンウイーク期間中は金堂・講堂の夜間特別拝観ができます。

金堂・講堂 夜間特別拝観

🔹会期    2023年4月29日(土)〜5月7日(日)
🔹拝観時間    午後6時~午後9時30分(受付は午後9時まで)

🔹拝観料金 個人   1,000円    中学生以下 500円
(団体割引、共通券はありません。)
🔹会期中無休

東寺・五重塔(京都検定に挑戦)

 

京都のシンボルとも言える東寺の五重塔。中にはバスの中から眺める五重塔、自宅のマンシャンから眺める五重塔、歩きながら眺める五重塔等々…五重塔には色んな見方があり、色んな思いがあるのではと思います。

五重塔は現存する木造の塔としては最も高い55m。今の五重塔は、1644年、徳川家光による再建で5代目。ちなみに、1代目は弘法大師没後50年が経った883年頃だと云います。

✅京都検定に挑戦!

昨年の京都検定にはこのような問題も出題されています。

第21回京都検定3級

12)平安遷都ののちに、羅城門の東側に二大官寺として西寺と対称の位置に創建され、現存する木造の塔としては最も高い五重塔がある社院はどこか。

ア)神護寺   イ)西明寺  ウ)三室戸寺  オ)東寺

五重塔の初層は特別公開で拝見することができます。興味のある方はご参照ください。五重塔内部の写真をみる事ができます。

➡五重塔|境内のご案内|東寺

「京の冬の旅」で五重塔初層の内部が特別公開されています。

国宝・ 五重塔初層の特別公開
2023年1月17日(土)〜3月19日(日)

引き続き、「2023春期特別公開」でも五重塔初層の特別公開が行われます。

国宝・ 五重塔初層の特別公開
2023年4月29日(土)〜5月25日(木)
五重塔・20190505

 五重塔初層の特別公開で、初めて五重塔の中を拝見させていただきました。五重塔の内部より…かなり待ち時間が長かった事を覚えています😅今度、ゆっくり見てみたいです。

五重塔・20230109

東寺・アオサギ

帰りに塀の溝?の所でアオサギを発見!しかも鴨も鳩も…盛り上がりました。

雪の京都・東寺

一昨日の15日、夜明けの京都には薄っすらと雪が積もり、朝から雪が降ったり止んだり…それに連れ、心が落ち着かず、結局外へ…着いたのは東寺でした。羅城門跡をめぐる際はすっかり止んでいた雪が東寺を向かう頃にいきなり降り始め、綺麗な雪景色の東寺を初めて観る事が出来ました。

東寺・弘法市&どら焼

別の投稿で書いておりますので、興味のある方はご参照ください。

羅城門跡

東寺の近くにはかつて平安京の玄関だった羅城門跡があります。

羅城門跡は市バスの羅城門から降りてすぐです。

私は反対方向に行ってしまってかなり時間がかかりました😅

羅城門跡は「矢取り地蔵尊」から数分もかからない閑散した住宅街の一角にある小さな公園の中にありました。石碑さえなければ、全く気付かないでしょう。堂々と立っていたその羅城門の昔の面影を残すのはその石碑のみ…過ぎた歴史はある意味…残酷なものです。

羅城門と羅城門跡に関する詳しい内容はリンク先をご確認ください

➞都市史05 羅城門

羅城門跡・ 矢取地藏尊

羅城門跡地の近くには右肩に矢傷の跡が残っていると言われる「矢取り地蔵尊」を本尊とする小さいお堂があります。

824年、日照り続きで、東寺の空海(弘法大師)と西寺の守敏僧都が神泉苑の池畔で雨乞いの法会を行なったところ、 先に守敏が祈祷するも雨は降らなかったが、空海が祈祷すると三日三晩にわたって雨が続いたと云います。

これにより守敏は空海を恨み、ついに空海を羅城門の近くで待ち伏せて矢を射かけると、一人の 黒衣の僧が現れ、空海の身代わりとなったため、空海は難を逃れました。
空海の身代わりとなった黒衣の僧は地蔵菩薩の化身であったため、人々はこの身代わり地蔵を「矢取の地蔵」と呼び羅城門の跡地であるこの地に地蔵尊を建立したと云います。

 

羅城門・ 兜跋毘沙門天立像(京都検定に挑戦)

東寺の宝物館の兜跋毘沙門天立像は羅生門の楼上に安置されていたと伝われています。

宝物館|境内のご案内|東寺 – 世界遺産 真言宗総本山 教王護国寺

京都検定17回

27】東寺に伝来する仏像のうち、かつては平安京の羅城門楼上に安置されていたと伝えられる仏像はどれか。

ア)梵天像 イ)帝釈天像 ウ)不動明王像 エ) 兜跋毘沙門天立像

兜跋毘沙門天は中国の西域で 地中から毘沙門天が出現して外敵を退けたという説話にもとづき、台座は地中から半身を出す地天女と2鬼で、 像は地天女の両手に支えられる。服装も一般の毘沙門天と違い、 西方的な要素を示す。 純粋木彫で はなく、各所に砂状の練り物による造形があり、瞳に黒い玉が嵌(は) められ るなど、唐代彫刻の技法を残す数少ない作例として貴重。―『古寺を巡る 東寺』から抜粋

御菓子司 東寺餅

餡子がだっぷり入って美味しく頂きました。値段は一つ150円です。

「御菓子司 東寺餅」は梅小路公園から歩いてもそこまで遠くありません。

東寺・ホームページ

東寺・アクセス

東寺・参考本