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「是非に及ばず」・「京都キタ短編文学賞」

京都キタ短編文学賞

「京都キタ短編文学賞」をご存じですか?

京都市北区船岡山エリアを舞台にした小説『京都船岡山アストロロジー』2巻(望月麻衣著/講談社文庫)が令和4年7月15日に発売されることを記念し,京都市北区の魅力が伝わり,思わず北区を訪れたくなるような短編小説作品を募集します。

 初めて小説を書く方からプロを目指す方まで,どなたでもご応募いただけます。

「初めて小説を書く方からプロを目指す方まで,どなたでもご応募いただけます」という事で無謀にも挑戦する事にして、小説のテーマにしたのが「深泥池」でした。「深泥池」はこちらのブログでも書いております。「深泥池」から「上賀茂神社」、「太田神社」も取り上げて書いたのですが、さすかに…小説を書くという事は難しかったです。

 

何とか出来上がった作品を〆切ギリギリで応募したあの夜はいまだに忘れられません。

運がよく応募作は最終選考ノミネート作品に選ばれましたが、一緒に選ばれた方々の作品を読んでいるうちに、あの方の作品は必ず入選する!と確信できる作品も多く、かなり落ち込みましたが、今日、最終選考が行われ、大賞作品が自分の予想通りでしたので、自分が落選した事より、入選作品を当てた事に何だか嬉しくなりました。

京都市北区役所:『京都船岡山アストロロジー』×京都市北区役所 「京都キタ短編文学賞」入賞作品の決定及び ラジオ特別番組の放送について

 

でも…あのような素晴らしい作品が書けない自分に対しての悲しみは底が見えないほど深く感じております。

昨年、ドラマ『新・信長公記』で数えきれないほど耳にしたセリフ…「是非に及ばず」まさに、今回の結果は「是非に及ばず」でした。

日本テレビ系日曜ドラマ『#新信長公記 ~クラスメイトは戦国武将~』 - cinemaholic’s blog

ラジオで流れる歌に心打たれる事がよくありますが、「心がギシギシ」という歌詞があまりにも印象的で、タイトルを探しても見つからずでしたが、この前、ラジオ番組で流れてやっとタイトルを知る事ができた…「ベルベットの詩」

 

…夢見る空はいつだって空一色でいい…

 

誰にでもあり得る絶望や悲しみを優しく撫でてくれるような感じの曲です。無性に聴きたくなりました。

 

 

「京都キタ短編文学賞」にご興味のある方はご参照ください。

ちなみに、私の応募作は『深泥池が見える部屋』です😊

入選した方々、おめでとうございます!

応募作を読んでくださった方々にも感謝いたします。

「京都キタ短編文学賞」で素敵な経験をさせていただきました。ありがとうございました。

番外編

初めて現地調査?までして、時間をかけて書いて応募した小説が「京都キタ短編文学賞」に最終選考ノミネートされた時、主人が「もしも…入選したら今井食堂のサバ煮弁当を買ってくる」と約束してくれました。

今井食堂のサバ煮弁当は京都に来た時からの大好物だったのですが、さすかに遠いのでなかなか行けない…でもそのやさしい味はいつも心の底にあって、小説のための現地調査の時はお店の外で数年ぶりその懐かしい味を楽しんだわけで、今度は子供も一緒に家でゆっくり味わって食べれたらええな…と思ったので、落選した時は落選より、「あ…今井食堂のサバ煮弁当…食べれへんか…」という落胆の方が多かったほどでした。

 

それが、昨日、用事で出かけた主人の帰りがすこし遅いと思ったら、帰った来た主人の手に今井食堂のサバ煮弁当…それを知った瞬間、思わず、泣いてしまいました。

「頑張ってよかった!」としみじみ感じながら…😊みんなで美味しくサバ煮弁当を思い存分味わいながら頂きました。感謝です。

やきもちも買ってきたので…デザートはやきもち😅

「今井食堂」を含めて、上賀茂神社周辺の老舗については別の投稿で書いておりますので、興味のある方はご参照ください。