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あなたの知らない京都

祇園祭の季節に訪れたい、私の好きな神社|元祇園 梛神社

四条通には山鉾が並び、宵山の夜には多くの人で賑わいます。

そんな華やかな祇園祭の季節に、ぜひ訪れてほしい場所があります。

それが、京都・壬生にある 元祇園 梛神社です。

祇園祭とつながる「元祇園 梛神社」

京都には数多くの神社がありますが、この神社には「元祇園」という名前の由来があります。

現在の八坂神社へお祀りされる前、この地で疫病退散を願って祀られたことから「元祇園」と呼ばれるようになったと伝えられています。

境内には、梛神社と隼神社という二つの本殿が並び、独特の雰囲気があります。

祇園祭を訪れた際には、祭りの華やかさだけではなく、その歴史につながる場所として立ち寄りたい神社です。

鳥居のそばにある御供石

鳥居のすぐそばには「御供石(ごくういし)」という看板があります。

その奥には、境内に静かに佇む御供石があります。

この御供石は、祇園祭の時期とも深いつながりがあります。
元祇園もうでの期間には、前祭や後祭の山鉾巡行に向けて、こちらの御供石に神饌が献上されます。

宵山の帰りに茅の輪くぐり

夏越の大祓の時期になると、多くの神社で茅の輪くぐりが行われます。

ただ、設置される期間は神社によってさまざまです。

短い期間で撤去される神社もある中、長く茅の輪をくぐることができる神社もあります。元祇園 梛神社は長く茅の輪くぐりができる神社です。(前祭は茅の輪くぐりができますが、おそらく、後祭の日まで茅の輪くぐりができると思います。)

私の大好きな「縁側」

元祇園 梛神社が好きな理由は、何よりも境内にある長い縁側です。

私は昔から縁側が好きでした。

お寺の庭園を縁側に座って眺める時間も大好きです。

庭を眺めながら、何もしないで過ごす時間。

一日座っていても飽きないくらい、縁側という場所に惹かれます。

元祇園 梛神社の縁側にも、つい長く座ってしまいます。

おみくじを読み返したり、境内を眺めたり、ただぼんやりしたり。

特別なことをするわけではありません。

ただ座っているだけなのに、心が落ち着く場所です。

忘れられない、おみくじの思い出

数年前のことです。近くの壬生寺でおみくじを引いた時、結果は「凶」でした。

その後、こちらの神社を訪れ、もう一度おみくじを引いたことがあります。

そして縁側に座り、ゆっくりとおみくじの言葉を読み返しました。

その日は偶然居合わせた見知らぬ方も同じおみくじを引き、いろいろなお話をしました。

名前も知らない方との短い会話でしたが、なぜか温かい思い出として残っています。

振り返ってみると、神社という場所では、不思議なご縁に出会うことがあります。

以前、梅宮大社でも、たまたまご一緒になった方との会話がきっかけとなり、後に小説を書くことにつながった経験があります。

神社とは、願いを込めて手を合わせる場所であると同時に、時々、思いがけないご縁を運んでくれる場所なのかもしれません。

梛の木と、まんまるの実

元祇園 梛神社には、名前にもなっている「梛(なぎ)の木」があります。

梛は「縁が切れない」「良いご縁を結ぶ」として大切にされてきた木です。

私が印象に残っているのは、梛の木になる可愛らしいまんまるの実です。

こちらには梛にちなんだおみくじもあり、私もいただきました。

 

季節の記憶として残るクチナシの花

元祇園 梛神社を訪れる楽しみは、歴史や行事だけではありません。

境内ではクチナシの花も楽しめます。

 

お守りや御朱印も楽しみのひとつ

元祇園 梛神社には、お守りやおみくじ、絵馬にも魅力があります。

中には珍しいものや、こちらの神社ならではのものもあり、授与所を眺めていると、つい足を止めてしまいます。

女性のお守り

身代わり守り

福ろう守り

幸福おみくじ

神社犬としてたくさんの幸せとご縁を運んでくれたというつばさ君がモデルと言う珍しいおみくじです。

この前、こちらのおみくじを頂くと、大吉でした😊

てんとう虫絵馬

手作り御朱印帳

御朱印も可愛らしいものがあり、置き御朱印など、訪れるたびに楽しみがあります。

※授与品や御朱印の種類は時期によって変わる場合があります。

祇園祭の時期に訪れたい「元祇園もうで」

元祇園 梛神社では、7月1日から31日まで「元祇園もうで」が行われます。

祇園祭の季節に、無病息災や健康を願ってお参りできる期間です。

この時期には「元祇園社」とお書き入れいただける御朱印が頂けます。

まとめ

京都には、有名な神社やお寺がたくさんあります。

でも、その場所が特別になる理由は、歴史や有名さだけではないのかもしれません。

そこでどんな時間を過ごしたか。
どんな思い出が残っているか。

それが、その場所を自分だけの大切な場所にしてくれるのだと思います。

祇園祭の季節に茅の輪をくぐる。

縁側に座り、おみくじを読み返す。

梛の木のまんまるの実に出会う。

元祇園 梛神社には、訪れるたびに心に残る時間があります。

今年の夏、京都を訪れる際、元祇園 梛神社へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

あなただけの特別なものが見つかるかもしれません。

アクセス

  • 阪急京都線「大宮駅」から徒歩10分前後
  • 市バス「壬生寺道」下車すぐ

 

次回へ続く――
梛の木がある、もうひとつの好きな神社。