昨日の京都新聞で興味深い記事を見付けました。京都の嵯峨野高校主催の「ちゅう源氏とめぐる源氏物語」に対する記事です。
この前、上賀茂神社に行った時、バスに置いてある「ちゅう源氏とめぐる源氏物語」のチラシを取って持ってきたところだったので、より目を惹く記事でした。
今回の投稿は「ちゅう源氏とめぐる源氏物語」のご紹介と共に源氏物語を巡るのシリーズのスタートとして、雲林院をご紹介させていただきます。
ちゅう源氏とめぐる源氏物語
「ちゅう源氏とめぐる源氏物語」は2018年から「古典の日」の11月1日に合わせて毎年開催されたようですが、私は初めて知りました😓。既にスタンプラリーは今日から始まりましたが、来月もありますので、よろしければ、いかがですか?私も参加予定です。
スタンプラリーで巡る場所は11か所と「古典の日」特設会場である京都コンサートホール。その中で3か所のスタンプを集めるとエコバッグなどの景品と交換できます。
✅日時:2023年10月28日~10月29日
2023年11月3日~11月5日
✅スタンプラリー台紙:市バスと京都バス車内、地下鉄など
✅景品条件:11か所のうち、3か所のスタンプを集める
✅景品交換場所
下鴨神社、上賀茂神社、天龍寺、蘆山寺、清水寺、渉成園
✅スタンプラリー場所
嵐山だと天龍寺、野宮神社、清凉寺の3個所があるのでおすすめのコースです。天龍寺で景品交換ができるので「清凉寺➡野宮神社➡天龍寺」の順で巡って、天龍寺も存分に楽しんで、その後、景品交換はいかがでしょうか。
雲林院
雲林院は京都市北区紫野にある臨済宗の寺院で、かつての雲林院は広大な敷地を誇る天台宗の寺院で菩提講で名高いお寺でした。一方で、桜や紅葉の名所としても知られ、文人を交えての歌舞の宴も行われたと云います。
しかし、鎌倉時代に入って衰退し、その後、大徳寺の塔頭となるものの応仁の乱により廃絶、現在の雲林院は1707年にかつての寺名を踏襲し、再建されました。
雲林院は「源氏物語」を始め、「枕草子」「伊勢物語」にもその名が登場する事から、平安時代、その名が広く知られていた事が分かります。
しかも、「紫式部は雲林院周辺で生まれ育ったとされ、その名も、雲林院の建つ紫野に由来すると言われている」ようです。
雲林院・境内
雲林院・花々
秋の雲林院には彼岸花を始め色んな花が咲いていましたが、その中でもけいとうの花が綺麗でした。
ケイトウの学名は「燃焼という意味のギリシャ語に由来する」と言われますが、まさにその赤は目眩しいものでした。紫式部の燃えきれなかったその情熱が今になってケイトウに移り込んだのでしょうか。
源氏物語・雲林院
六条御息所が伊勢に下り、源氏のお父さんである桐壺院が他界、藤壺に対する心が止まらなくなる源氏、しかし、藤壺は源氏を受け入れる事ができず、出家してしまいます。その状況が源氏物語の第10帖「賢木」(サカキ)に書かれています。
源氏は中宮を恋しく思いながらも、どんなに御自身が冷酷であったかを反省おさせする気で引きこもっていたが、こうしていればいるほど見苦しいほど恋しかった。この気持ちを紛らそうとして、ついでに秋の花野もながめがてらに雲林院へ行った。
源氏物語・ 賢木
「賢木」は源氏物語五十四帖のうち第10帖で、「賢木」という券名は野宮神社にサカキを持って六条御息所に会いに行った源氏と六条御息所が交わした歌に因んで付けられたそうです。
「賢木」(サカキ、榊、楊桐、栄木)は神社の神棚や祭壇に供えるなど神事にも用いられる植物です。それ故、サカキは神社で見かける事が多いでとも言えます。北野天満宮と蚕ノ社にもサカキが植えられています。特に蚕ノ社は境内の至る所でサカキの木が植えられているので、夏はサカキの花が楽しめます。
サカキの花・北野天満宮
サカキの花・蚕ノ社
雲林院・アクセス
雲林院は京都市バスの「大徳寺前」から歩いてすぐ行ける距離です。
交番から近くの横断歩道を渡って進むとすぐになります。