京都の春を飾る桜の名所はたくさんありますが、意外に余り知られてないのが天神川沿いの桜並木です。今回の投稿は天神川桜並木の歩き尽くしになります。知られざる天神川の橋、桜並木を眺めるためのとっておきの隠れ場所も登場しますので、お見逃しなく!(隠れ場所は三反田公園をご参考ください)
天神川
天神川(てんじんがわ)は、京都府京都市を流れる淀川水系の一級河川。現在は上流部が紙屋川とも呼ばれるが、江戸時代までは紙屋川の名が一般的であった。古くは西堀河と称した。「天神川」の名は、中流で北野天満宮の西を流れていることによる。なお、その北野天満宮と接する付近に御土居が残る。また、四条~西京極橋の左岸にはソメイヨシノの桜並木が延々と続き、開花シーズンになれば壮麗な眺めになり、桜の名所の一つとして市民に親しまれている。(ウィキペディアより)
天神川桜並木
天神川桜並木は天神川四条からスタートして五条天神川まで続きます。
天神川四条の前からも桜の木は続きますが、車道に面しているので、本局的な花見としての桜は天神川四条からになります。
かなり長く続く桜並木ですが、所々にベンチが置いてあり、桜の木の間にレザーシートを敷敷くのもできるので、気に入りの所で休みながらゆっくり進めるのが特徴です。
天神川桜並木と橋
今回の投稿では天神川の桜並木を橋によって、勝手ですが…おおよそ5⃣ブロックに分けてみました。第1ブロックは天神川四条の貝川橋からスタートします。
第1ブロック➞貝川橋
桜並木のスタート時点になります。まず、目に入るのは休憩所。
周りには満開の雪柳。桜とのコラボは並木が終わるまで楽しめます。
犬の糞の始末、ゴミの持ち帰り及び花火の禁止を求める掲示板が所々に設置しています。満開の桜の中ではより「守らないと!」という気持ちになります。
第2ブロック➞第四橋
「昔は天神川沿いでホタルがたくさん飛んでたよ」という話を聞いたことがあります。今だと下鴨神社とか高尾あたりでしょうか…個人的には数年前…梅小路公園の朱雀の園でホタルらしきのを見かけて、盛り上がったことがありますが…本当のホタルだったのかは…😅
いつか夏の天神川沿いで子供達がホタルを追っかける日が来ますように願います。
第3ブロック➞西高辻橋
西高辻橋を過ぎると三反田公園に着きます。
第4ブロック➞西万寿寺橋
三反田公園を出てからの橋になります。公園の奥には西万寿寺歩道橋は天神川桜並木を一望できる素敵な場所です!ぜひ、立ち寄ってください。西万寿寺歩道橋は三反田公園編で詳しく書いておりますので、ご参照ください。
第5ブロック➞西五条橋?
(西五条橋ではないかと思いますが…正しいかどうかは…≡[。。]≡正しい橋の名前をご存じの方がおられましたら、教えてくださいますようお願い申し上げます。
いよいよ…天神川桜並木の終着点である五条天神川になります。三反田公園から出てもう一ブロックを歩くと着きます。もう終わりかと思うと寂しくなりますが、その寂しさを癒すかのように可愛らしい花が桜並木の終わり道に咲いていました。
花の名前はスノードロップ(雪の雫)、和名では待雪草(まつゆきそう)だそうです。どっちも素敵な名前。天神川桜並木の楽しみは桜だけではなく色んな花に出会えるサプライズ付き!だからこそ、楽しみが増します☺
桜並木を出ると車道近くに春になってもあまり見かけられないレンギョウの花がたくさん咲いてました。
番外編➞西京極人道橋
番外編になります。5ブロックの橋から渡ったらすぐのところにあります。信号がないので渡る際にはお気をつけてください。こちらから見る錆びた柵と桜のコラボは異様な美しさを発しています。
桜が咲く前の天神川
桜が咲く前の天神川はちょっと寂しい風景。散策する人の姿もあまり見当たりません。しかし、桜が咲き始めると、忽ち人が集まります。
写真で観る…天神川沿いの桜
2022年 天神川
満開の桜のトンネルはまさに春が来た!という実感が溢れてきます。
空を見上げると眩しき桜の饗宴。
動画で観る…天神川沿いの桜
2018年と2020年、2022年の天神川の桜を集めました。
たまにはこんなラッキーなシャッターチャンスにも恵まれます。お空いっぱいの飛行機雲、梅宮大社では梅と飛行機雲のコラボを楽しませていただいたのですが、天神川では2018年に続き…2022年の春も飛行機雲に恵まれました。
天神川沿いのお花とお豆腐さん
天神川・雪柳
天神川には桜だけでなく、雪柳も綺麗です。満開の雪柳が川沿い咲いていて、時には…桜と競うようにも見えます。満開の雪柳が風に揺れている中の花吹雪…。本当にきれいです。
天神川・馬酔木(あせび)
満開の桜のトンネルが見頃を迎えると…介護施設からバスで来られる方々も多く、疲れた顔でバスから降りた方々が帰りにはみんな笑顔に満ちていて…なんだか心が温まる事もしばしばでした。
普段…穏やかに見える天神川ですが…ここ数年…大雨で氾濫水位になる事もあり…先ほど、ブログを書く途中で、京都としては珍しい大きな揺れがありました。常に地震と隣り合わせの方々も多い中、京都ではそこまで大きい揺れは感じたことがなく、改めて、地震の恐怖を感じました。戦争も、自然災害も風景を奪ってしまう。これからの子供が安心できる世の中になって欲しいと思います。
いかがでしたか?かなり…長い花見になってしまいました。天神川桜並木は気ままに進んで行けるので負担がなく、今回の投稿では載せてない色んな花も楽しめる…しかも、別々の橋からの景色も味わえる…一石多鳥?の花見になります!よろしければぜひ~*
天神川マップ・アクセス
京都駅から市バス28番、3番、71番で京都外大前下車・徒歩10分