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あなたの知らない京都

「鈴虫説法」と鈴虫が織りなす京都の癒しスポット華嚴寺(鈴虫寺)

ワールドカップで早起きが習慣になってしまって、準決勝は終わったのに…今日も四時に目が覚めてしまいました。あと1試合。どうなるのでしょうか。楽しみです。今日は…この前、久しぶりに通ってきた「鈴虫寺」についてご紹介いたします。

鈴虫寺

鈴虫寺は通称で、正式名称は華嚴寺(けごんじ)です。鈴虫寺というユニーク名前はお寺で大勢の鈴虫を飼育している事から由来したようです。お寺で鈴虫の飼育をするようになったのは先代の住職が鈴虫の音色に悟りを感じた事が鈴虫の飼育のきっかけになったと言われます。

 

その通り、鈴虫寺では間近で鈴虫を感じる事ができます。心を和ませてくれる鈴虫の音色はストレス蔓延の今の世の中、大好評を呼んで、メディアからの取材も多く、色んな番組から取り上げる事になっています。

 

鈴虫寺は2008年と数年前の2回、行った事があります。鈴虫寺の特徴は①住職の説法②幸福地蔵菩薩③鈴虫と言えるでしょうか。

①「鈴虫説法」

「鈴虫説法」は住職さんの説法の事。二回も聞いたのに、内容はよく覚えてませんが、未だにはっきり覚えてる部分があります。書院に案内されて、座ると、それぞれの席の前にはお茶とお菓子が用意されています。そのお菓子の事に対するお話は二回ともにやられました😅

かなり広い空間でたくさんの人が時間を共にして、住職さんの説法を聞きながら共に大笑い、共にじっとしながらの時間。30分ぐらいのその時間が終わると書院に入る時は少し緊張もあり、固まっていた皆の顔が穏やかな微笑みを感じるようになっていたのも印象的でした。私も住職さんの説法の後は心がほっとした何かを感じた事を覚えております。

説法開始時間
説法開始時間

説法開始時間は下記のようにさせていただきます。
(各回、人数制限がございます)

✅説法開始時間は変更になる場合がありますので、「お知らせ | 京都嵐山観光の寺 鈴虫寺 (suzutera.or.jp) 」から時間のご確認の上、いらしてください。

1回目法話  9:00
2回目法話  9:50
3回目法話 10:40
4回目法話 11:30
5回目法話 12:20
6回目法話 13:10
7回目法話 14:00
8回目法話 14:50
9回目法話 15:40
10回目法話16:30

(説法開始時間が8回から10回に増えていました)

説法の所要時間は30分位となります。

②幸福地蔵菩薩

鈴虫寺の正門を通るとすぐの所に、ひとつだけ願いを叶えに来てくださる「幸福地蔵菩薩」が立っていますが、「幸福地蔵菩薩」はわらじを履いた姿です。わらじを履くその理由は「いつでもすぐに願いをかなえるため行けるように!」だそうです。

③鈴虫

鈴虫を飼うという話は川端康成の『古都』にも出ています。

ヒロインの千重子は友たちの家に遊びに行った時、居間で鈴虫のなき声を聞いて、いく匹かを貰ってきて飼い始めるのです。それが、数年が過ぎた今は古丹波の壺二つになっているというのです。

ここで気になるのが、次の内容です。

たくさん飼っておいて、卵を売る寺さえあるという。同好者も少なくないようだった。

あの寺って…鈴虫寺?とも思われますが、その当時の事は分からない…。でも、鈴虫が流行ったという事は意外でした。秋の虫の声が家中に響くという事は水仙の香りが家中に満ちている事と繋がるとも言えるでしょうか。昭和って、些細な幸せと贅沢を大事にした時代だなと思います。

鈴虫寺・20080628

なぜか、写真は竹の写真だけでした。10年以上年月が経った今も写真で摂った竹があるのか…今度行ったら探してみたいです。

20080628・鈴虫寺

20080628・鈴虫寺

20080628・鈴虫寺

鈴虫寺・20221208

鈴虫寺は松尾大社から歩いて行けるとは言え、かなりの距離になります。が、月読神社まで歩いて、その後、鈴虫寺まで行く道はまさに「奥の細道」という感じで、ちょっと楽しいです。それもあって、松尾大社と月読神社周辺には様々な鈴虫寺の案内版が置いてありました。

月読神社から鈴虫寺までは所々に鈴虫寺の案内版がありました。

曲がりくねりの道を通ると鈴虫寺。一気に観光地!という雰囲気に囲まれるます。

駐輪場と駐輪場はかなり坂の上にありました。自転車で坂道を降りることに極度の恐怖を感じる渡しにはちょっとハードルが高いです😥

令和5年は華厳寺創建300年になります。来年は3回目の鈴虫寺で住職の説法ガ聞けたらいいなと思いっております。

お寺のすぐ近くには美味しそうなお食事処もありました。

鈴虫寺・20230108

松尾大社の初詣の後、鈴虫寺に寄ってみました。この前は平日だった事でそこまでの行列はなかったものの、今度はかなりの人出でした。

ついでに、鈴虫寺の近くの「西芳寺」(苔寺と呼ばれています)の前まで行っての帰り…なんと橋の果てまで並んでいる人々…どんなに待つのか…考えるだけで気が重くなりますが、待っている人々は笑顔でその待つ時間までを楽しんでいるかのように見えました。

数十分でここの橋まで行列ができていました。

松室やすらぎの庭

鈴虫寺の近くにお庭があるのを初めて気づきました。既にここまで列はできていましたが、気づいてない方も多いようでした。

中にはベンチも置いてあって、小川や橋もあり、思ったより広かったです。人もいなかったので、独り占めのお庭…贅沢でした。

中には雪柳?とみられる花も咲いていて、夏には紫陽花が綺麗なのでは?と今は枯れている紫陽花も見られました。

松尾大社の5月のお祭にはフタバアオイが使われますが、そのためのフタバアオイの栽培が近くの広い場所で行われていました。(ちなみに、葵祭で使われるフタバアオイは上賀茂神社内で栽培されています。)

西芳寺

「西芳寺」の参拝は予約のみになります。

西芳寺|苔寺-Saihoji(kokedera) (saihoji-kokedera.com)

鈴虫寺・お守り

鈴虫寺・ホームページ

鈴虫寺・アクセス

京都バス(73系統)「苔寺・すず虫寺」下車 徒歩10分ほど

番外編・秋の虫の声

畑をやっていた時の虫の声です。鈴虫ではなくコオロギだと思いますが、聞くと心が和みます。