
昨日、嵐山の竹林の小径を歩いてきました。
いつ訪れても観光客で賑やかですが、風にそよぐ竹の音が心を落ち着かせてくれる大好きな場所です。
ところが、その竹の中に、痛ましい姿が目立つようになっていました。
竹の上から緑のテープで覆われたものが多く見られました。
落書きを隠すための応急処置のようですが、テープが巻かれた竹はまるで傷を負ったように見え、胸が痛みました。

竹に落書きをするには柵を越えないと難しいのではと思います。当然、目立ちます。
すると、落書きは観光客で賑わう時間帯ではなく、人目を避けるように早朝や夜中に行う行われている可能性があります。
しかし、最近は京都でもクマの目撃情報が増えており、出没時間帯はまさにその早朝や夜間です。
ここからも近い野宮神社付近でも、クマらしき動物の目撃情報が報告されています。
身の安全のためにも、そして何より自然を守るためにも、竹林を傷つける行為はやめてほしいです。
竹林の小径は、世界中から訪れる人々が日本の美を感じられる場所です。
どうか、竹の緑と風の音を「目と心で」楽しんでほしいと願います。
数年前の雪景色とこの前、竹林の小径をテーマに作った曲です。
冬の静けさや竹林の風の音を思い浮かべながら聴いていただけると嬉しいです。