
梅宮大社を訪れる楽しみの一つは、境内で暮らす猫たちに会えることです。
でも、夏になると、いつもとは少し違う光景が広がります。
猫たちはどこ?

京都の夏は本当に暑く、人の姿もいつもより少なく感じられました。
猫たちも暑さには勝てないようです。
普段なら境内で迎えてくれる猫たちの姿が見当たらず、「今日はどこにいるのかな?」と思いながら歩いていると、椅子の下や木陰、「こんなところにいたの?」という場所で、それぞれ気持ちよさそうに休んでいました。
この前も同じでした

実は、この少し前の6月29日に梅宮大社を訪れたときも、猫たちは日陰でぐっすり眠っていました。
あまりにも気持ちよさそうだったので、遠くから写真だけ撮らせてもらいました。
ソラちゃん、ごめんね

梅宮大社で会うのを楽しみにしていた、ソラちゃん。
この日は会うことができましたが、暑さのせいか少し疲れているように見えました。
「少しだけ触ってもいい?」と手を伸ばすと、ソラちゃんは静かに立ち上がり、別の場所へ。
実は、ソラちゃんには忘れられない思い出があります。
以前、梅宮大社で出会った方が、「私はここへ来ると、いつも『ソラくじ』を引くんです」と話してくださいました。
「少し触れたら小吉。なでなでができたら吉。長く一緒に過ごせたら大吉。」
そんな素敵な"ソラくじ"の話が忘れられず、私はそのエピソードを、許可をいただいたうえで小説『最初はすべてが光だった』にも書きました。
それ以来、ソラちゃんに会うたびに、あの日の「今日は大吉ですね」という言葉が、ふと心によみがえります。
祠の前で見つけた夏の知恵
梅宮大社をあとにして、近くの西梅津神明社立ち寄りました。
そこには、地域の方々に見守られながら暮らしている「さくら猫」たちがいます。
私が近づくと、こちらへ歩いてきて、目の前でごろんと寝転び、「触ってもいいよ」と言ってくれているようなしぐさを見せてくれることがあります。
以前、初めて喉をゴロゴロと鳴らしてくれたことがありました。その小さな音を聞けたときは、本当に幸せな気持ちになったのを覚えています。
このさくら猫との出会いは、小説『最初はすべてが光だった』にも書きました。
「どうしたの?」と頭を撫でると尻尾を振り始める。人に慣れているようだった。背中を撫でると猫パンチの仕草をするが、全く怖くない可愛らしい猫パンチだった。
…
黒ブチ猫がここまで人懐っこいのは、このようなボランティアの心遣いがあるからなのだと気付いた。心が温かくなった。
あれからも何度かこの祠を訪れています。

以前は祠の上で眠る姿をよく見かけましたが、この日は強い日差しを避けるように、祠の前に張り出した場所の日陰でぐっすり。

「やっぱり、一番涼しい場所をちゃんと知っているんだな。」
そんな姿を見て、暑い夏をたくましく生きる猫たちの知恵を感じました。
夏だから出会えた景色
猫たちは言葉を話しません。
それでも、その日の暑さや季節を、一番よく知っているのかもしれません。
日陰を探して眠る姿を見つけながら歩く時間は、まるで猫たちとかくれんぼをしているようでした。
夏の梅宮大社では、猫たちを探しながらゆっくり歩いてみるのも、楽しみ方の一つかもしれません。
もし出会えたら、暑さの中で休んでいる猫たちを驚かせず、そっと見守ってあげてください。
きっと、夏ならではの穏やかな時間に出会えると思います。
梅宮大社近くの古民家カフェ『yoo』も訪れました。ランチや雑貨については、次回ご紹介しています。