kyotostoryのブログ

あなたの知らない京都

京都の夏・五山の送り火

20220817 追記しました。

 

3年ぶりの山鉾巡行で盛り上がった祇園祭も終わり、静まり返った京都。今度は..京都の夜を静かに照らす「五山の送り火」の出番です。

カレンダーでは既に秋ですが…気温は未だに真夏という今の京都の夏の風物詩とも言える五山の送り火は「大文字」として馴染まれています。

 
明日、大文字見にいかへん?
え?もう大文字なん?
昨日の大文字、きれいやったな。
五山の送り火と言えば、まず浮かぶのが「大文字」という事もあり、会話では五山の送り火とはあまり言わないような気もしますが…私だけでしょうか…。
今回の投稿では京都の夏に終わりを告げる「五山の送り火」についてご紹介させていただきます。

実際、五山の送り火の表記については「五山の送り火」「五山送り火」「大文字五山送り火」などと……違いがありますが、今回の投稿では『京都検定』のテキスト(淡交社、2005)を基に、「五山の送り火」と統一致しますので、ご了承ください。

五山の送り火とは

五山の送り火はお盆に迎えたお精霊(しょらい)さんをふたたびあの世に送り届ける京都の伝統行事です。

毎年…8月16日午後8時、「大文字」から点火が始まり、最後に「鳥居形」に火が灯り、点火後30分ぐらい火が灯されます。

「五山の送り火」・点火順番

①「大文字」(京都市左京区東山如意ヶ嶽(大文字山)。午後8時00分点火)
②「妙法」(京都市左京区松ヶ崎の万灯籠山(松ヶ崎西山)・大黒天山(松ヶ崎東山)午後8時05分点火)
③「船形」(京都市北区の西賀茂(明見山)午後8時10分点火)
④「左大文字」(京都市北区大北山(大文字山)午後8時15分点火)
⑤「鳥居形」(京都市右京区北嵯峨の水尾山(曼荼羅山)午後8時20分点火)

「五山の送り火」・よく見える場所

▶「大文字」荒神橋(こうじんばし)から御薗橋(みそのばし)までの賀茂川(鴨川)河岸
▶「松ケ崎妙法」北山通の地下鉄松ヶ崎駅付近
▶「船形万灯籠」北山通の北山大橋
▶「左大文字」西大路通沿いの金閣寺付近
▶「鳥居形松明」松尾橋や広沢池

文化史30 大文字五山の送り火 (kyoto.lg.jp)

ちなみに、この前...投稿した法輪寺は五山の送り火の夜は一般に開放されています。見晴台で眺める五山の送り火……素敵すぎます。いつか、私も夜の法輪寺で五山の送り火を眺めてみたいと思っております😊

コロナ禍で変更がある可能性がありますので、ご確認お願い致します。

->法輪寺の歴史・由緒・御本尊(電話: 075-862-0013)

五山の送り火・生放送(202200816)

NHK BSプレミアム 午後7時~午後9時
○KBS 午後7時03分~午後8時55分
BS11 午後7時03分~午後8時53分
※ KBS及びBS11は共同制作のため、番組内容は同じです。

www.kyoto-np.co.jp

五山の送り火・20080816

www.youtube.com

五山の送り火・20210816

2020年と2021年はコロナ禍で規模を縮小されました。

五山の送り火・20220816

今年は3年ぶり全面点火する事になりましたが、激しい雨に続く雷、稲妻....一時……五山の送り火無理ではないのでは……と思わさせる天気でしたが、嘘のように雨が止んで……格別……綺麗な五山の送り火を見る事ができました。 五山の送り火が7終わるとまた降り出す雨....まるで「キセキの五山の送り火でした。

 関係者の方々、お疲れさまでした。ありがとうございます。

 


www.youtube.com

今年は微かに妙法の「妙」?も見る事ができました。

www.nikkei.com

五山の送り火臨時交通規制

 五山の送り火が行われる16日、市バスの臨時交通規制があり、 加茂街道(葵橋以北)や渡月橋周辺などが、午後7時~9時に歩行者専用道路になります。詳しい情報はリンク先をご確認ください。

思い出・五山の送り火

五山の送り火は道端でも見れない事はありませんが、場所によります。こちらでは、何個所か見える場所で五山の送り火を楽しんでおります。

20190816

鳥居形です。

左大文字です。

20180816

五山の送り火・から消し

京都新聞では週一回、「きょうの京都検定」というコーナーがありますが、昨日の「きょうの京都検定」では五山の送り火に関する問題が出ましたのでご紹介いたします。

 

「きょうの京都検定

五山の送り火の火床に残った 「から消し(消し炭)」は、どこに吊しておく 厄除け、盗難除けになるといわれるか。

(ア) 門口(イ) 庭 (ウ) 床の間 (エ) 屋根

答えは(ア)門口でした。 解説は以下の通りです。

 

京都で「から消し」といわれるのは、消し炭のこと。なかでも五山の送り火の火床に残ったから消しには特別の意味があるとされている。
ただし、このから消しを一般の人が拾えるのは、自由に入山できる如意ヶ嶽だけ。送り火行事を終えた翌朝に、火床に残った炭を拾うために如意ヶ嶽に登るのは、そのから消しが厄除けや盗難除けになると信じられているからだ。から消しは丁寧に半紙に包んで水引をかけ、家の門口に吊しておく。立派なから消しが吊されているのは、送り火行事を支える地元ならではの光景といえる。

ちなみに、祇園祭で知られている八坂神社で12月31日の夜から行われる「をけら詣り」は「をけら火」を火縄に移して消えないように持ち帰り、かつては新年の雑煮を炊く釜の火種や神棚の灯明にして、一年間の無病息災を祈願したようです。

正月祭事|主な神事・行事|八坂神社

 
京都検定の事は別の投稿で書いておりますので、興味のある方はご参照ください。

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五山の送り火・限定京菓子

京都鶴屋さんの期間限定の「大文字送り火」。ほんのり甘く、とても上品な味わいでした。別の投稿で「御菓子司・京都鶴屋」関して書いておりますので、興味がある方はご参照ください。

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五山の送り火・ホームページ

gozan-okuribi.com

 

読んでくださった方々……ありがとうございます。大雨、台風、地震、猛暑にコロナまで…気の抜けない日々が続きますが…くれぐれも体調管理、お気をつけてください。