昨日は青空が広がる絶好の花日和の京都でしたが、今日は朝から雨の京都です。
梅宮大社や北野天満宮、梅小路公園、京都御苑、京都府立植物園など梅の花もそろそろ見頃を迎えるのではと思います。(まだ蕾のところが多いようです😥)
そんな中、3月3日の京都でとっておきの行事があるのをご存じですか?
それは毎年の3月3日に三十三間堂で行われる春桃会です。
今回の投稿では三十三間堂の春桃会を昨年の写真と共にご紹介させていただきます。
三十三間堂
三十三間堂の正式名称は蓮華王院本堂です。鎌倉時代に再建された本堂は南北約120メートルの長大なお堂で国宝に指定され、安置されている本尊千手観音坐像をはじめ千体千手観音立像など諸仏すべてが国宝です。➡蓮華王院 三十三間堂
✅堂内の内陣にある柱間が33あることから「三十三間堂」と親しまれています。
3月3日はいつもなら、一般600円、中高生400円、小学生300円の参観料が無料になります。(写真は団体料金になりますが、3月3日はチケット販売所が閉まっていました。)
靴箱置き場だけでここまで広いです。
三十三間堂・春桃会
春桃会は「三十三間堂」の名前にちなんで「三」の重なる「桃の節句」に行なわれる法会で、華道池坊の献華式と華展、寄席や千体観音像を特設の高壇から遥拝するなど、縁日(無料公開)のみの慶祝行事が催され、限定の女性専用「桃のお守り」も授与されます。➡令和7年 春桃会 – 蓮華王院 三十三間堂
✅日時 3月3日
✅拝観料 無料
チラシも自由に頂けます。
桃のお守り・桃のおみくじ
3月3日だけのお守り・おみくじもありますが、かなり長い列です。
境内には結んであるおみくじも多く見られました。
記念植樹
昨年の春桃会では記念植樹が行われました。
桃の日市
稲荷社から右に進むとキッチンカーが並び、休憩所も設けられていました。
三十三間堂・境内
散歩道
散歩道で散歩も楽しめます。
広いとは言えないですが、綺麗で落ち着く庭園をゆっくり楽しめます。
後白河上皇院政庁「法住寺殿」址碑
法住寺殿は1158年8月、その皇子・
夜泣泉
夜のしじまに湧き出す音が“すすり泣き”に似ることから“夜泣き”泉と言われるようになり、いつからか地蔵尊が奉られ、その「前掛け」を持ちかえり子供の枕の下に敷けば“夜泣き”が治癒するとの信仰がうまれたようです。
稲荷社
稲荷社の右側に梅の木が植えられていて、紅白の梅の花が楽しめます。3月3日には神社の「桃の日市」が行われるので、花見グルメもできます。
通し矢射場
江戸期、尾張・紀州両藩による通し矢「天下一」の争奪戦は民衆の評判となりました。 縁側の柱や軒に残る鉄板は、雨あられと飛びくる矢からお堂を守るために徳川第三代将軍家光が付加したものです。
西縁の南端から北端へ、一昼夜24時間、 矢を射つづけるという「大矢数」は身命を賭けた凄絶な競技で、江戸時代を通じて、約八百人がこれに挑み、時々のおもいをのせて放たれた矢数も延べ百万本に達すると伝えられます。毎年正月 (15日に近い日曜日・無料公開) には、この古儀に因む弓道大会が行なわれ、全国から約二千人が参加し終日、賑わいをみせます。
三十三間堂・桜
通し矢射場の門を通った所だと思いますが、確かではありません。通し矢射場からすぐです。綺麗な早咲の桜が咲いていました。ベンチも置かれているのに、人は殆どいない。恐らくここまで来る人は殆どいない…という事でしょうか、いわば、三十三間堂の中の桜の穴場です。
アクセス
まとめ
明日はあいにく雨のようですが、今だと梅の花と桜も楽しめる三十三間堂の「春桃会」、いかがですか?
三十三間堂の本堂に安置されている1001体の千手観音立像の中には必ず見る者に似ている顔の千手観音様がおられるという話も聞いた事がありますが、あまり急ぐ見つかりませんので、ゆっくり探してみるのもいいかもしれません。