
祇園祭の夏が始まったと思ったら、もう先祭と後祭の山鉾巡行も終わり、祇園祭は後半に入りました。祇園祭といえば、山鉾巡行が行われる7月17日と7月24日だけ思っている方も多いかもしれませんが、祇園祭は7月1日の吉符入りからスタートして、7月31日に八坂神社で行われる疫神社夏越祭まで続くのです。
話しが変わりますが、「ヒオウギ」というお花..........ご存知でしょうか?
今回の投稿では祇園祭と深い関りがあり、祇園祭の花と言われる、「ヒオウギ」をご紹介させていただきます。
祇園祭とヒオウギ

祇園祭は貞観十一年(869年)、全国に疫病が流行り、その厄払いとして始まったと言われています。一方、ヒオウギは昔から厄払いの植物として知られていたので、祇園祭に使えるようになり、「祭花」になったようです。
「祭りの花」 として知られ, 祇園祭 には厄除けの花として活けられます。 秋に真っ黒な種ができるのでカラスオウギとも呼ばれます。 この黒色の 種を「射干玉: ぬばたま」 または 「烏羽玉:うばたま」 と言います。
アヤメ科である「ヒオウギ」は葉が重なり合うように並ぶ様子が, 平安時代に貴族が使った檜扇 (ひおう ぎ)を思わせるところからこの名がつきました。 夏に濃い赤色の斑点が入っ た橙色の花をつけます。
ヒオウギ・花言葉
まっすぐに伸びる姿から➡誠実
斑点模様がユニークで目を引くことから➡個性美
和の趣や古風な雰囲気から➡懐かしい日々
ヒオウギが見れる場所
花屋

花屋さんではあまりヒオウギを見た覚えがありませんが、昨日、花屋さんで偶然ヒオウギを見付けました。値段はタイムセールで200円!

満開の花とそっと咲いている花の中で迷いましたが、蕾と半分咲きの花を選びました。

今朝、ヒオウギは満開、次は蕾に期待が膨らみます😊
20250728・ヒオウギ
咲いていたヒオウギが枯れて、新しいヒオウギが咲きました。

梅小路公園

梅小路公園でもヒオウギが咲いています。場所は鉄道博物館に行く途中の手前の花壇です。

朱雀の庭

✅20250803 朱雀の庭のヒオウギは既に枯れてしまいました。が、梅小路公園の花壇にはまだヒオウギが咲いています。ご参照ください。
🔹7月26日~8月31日 9:00~18:30(最終入園18:00)入園時間が延長されました。

朱雀の庭は別投稿しておりますので、ご興味のある方はリンク先をご参照ください。(朱雀の庭には何度も行った事がありますが、ヒオウギは見た事がありません)
京都府立植物園
京都府立植物園でもヒオウギを楽しむ事ができます。

京エコロジーセンター
祇園祭と言えば、宵々々山から宵々山、宵山、屋台、山鉾巡行との流れで楽しんでおりましたが、2019年、お友達と京エコロジーセンターと京都市青少年科学センターに行った時、初めて「祇園祭の花」を知りました。

「ヒオウギ」に出会った場所は京エコロジーセンタ。たまたま..........外に出た時、綺麗なお花が咲いていて…しかも「祇園祭の花」という文字が目に入って、「え???そんな花あったけぇ・・・」と😅
ヒオウギ(20190816)

まとめ

オレンジ色の斑点が目を惹くヒオウギ。この前は通り道の植木鉢に植えられているヒオウギを見かけて、こんな身近な場所でヒオウギに出会えるなんて、びっくりしました。
祇園祭は7月31日に終わりますが、ヒオウギは8月も咲いていると思いますので、8月はヒオウギに会いに運ぶのはいかがですか?